PC/マギア・ミスティカ −精霊魔術士− 感想

発売日:2007年12月14日
価格:通常版・初回版5,800円(税抜)
ジャンル:学園魔術ファンタジーAVG

b_worksさま3作目のAVGゲーム。
1作目は全年齢、2作目は18禁。
今回は何故か中間のR指定となりました。
おかげさまでそれっぽい場面ではそれっぽく見えるのが妄想煽られ、
何故18禁じゃないのかとうっかり思うエロス。
ちうか15歳未満禁止って何か中途半端だよね…。



設定は学園ファンタジー。
今回も感心させられたのが、絵師とライターが兼任している点。
正直スチルの構図は動きが少なく、
一枚の絵としての面白みは本職で腕のある人と比べるとやや劣るものの
デッサン力がしっかりしているので十分見応えがあります。
今回R指定に及んだのは絵師が18禁場面を描けないからかな、と予想したり。

しかし絵に関しては満点ではないけれど文章はハイクオリティ。
文字の羅列が清廉で描かれる世界が美しいです。
現実で世情を見ていると汚れた社会を実感するのに
ここで描かれた世界を見ると
『世界ってこんなにキレイなんだなぁ』と心を洗われます。
たまに日常生活で見慣れない単語を見かけて
文章との距離感で読むのが小面倒な瞬間もあるけど(^_^;)



全体のシナリオボリュームは多く、1周目はがっつり楽しめましたが
2周目以降は同様の展開が多くちと飽きてきます。
攻略対象を2人くらい削ってみて
その分キャラルートごとのシナリオを多めだと満足したのに。
あと、第一印象で萌えてた朱里ルートも
設定が前作「ラシエルの箱庭」の鷹見と被ってて
しかも鷹見より甘さが足りなくて物足りずすごく残念。
朱里も唯もクールだから糖度が必要な場面が倦怠期に見える…。
まぁあの二人はあれでバランス取れてるんだろうなぁ。


カードバトルも公式で攻略法を掲載するくらい至れり尽くせりなら
難易度は少し上げても良かったと思います。
地味だけどそれなりに面白かったし>カードバトル。
ブランド:b_works
[2010.06.05]