お前らのやってることは
すべてまるっと
どこまでもお見通しだ!
某名セリフ。けど内容はそんな感じ。
カルトな電波で中二病も混じってて、リアルに脳みそが溶けるかと思った。
PC-98で「EVE burst error」が
発売されてから約11年を経て登場したシリーズ第5作目。
第1作に心酔している自分はその後のシリーズが発売される度に
第1作とライターが違っていて、
そこに及ばぬ完成度にがっかりすると分かっていても気になってしまうわけで。
結論から言うと今回の「new generation」も
やはり「burst error」には及ばぬシナリオでした(´・ω・`)
単体ではさほど悪くはない、けど、推理物じゃねえ…○| ̄|_
2〜4作が世間様では結構な駄作扱いのなか、
実はそれなりに評判は悪くない「new generation」ですが
事件が心理学と遺伝子学の小うるさいウンチクで解決していき、
伏線の効果も緩く、情報を得るための交渉術や会話での情報戦、
そういったミステリーで見られる賢さがほとんどなく、
事件の本質も超常現象が出張り過ぎて
答えが出ても電波なイメージしか残りませんでした。
菅野さんもオチがファンタジーで
世の推理物ファンにとっては邪道なお話だったりするけど
この人のシナリオはロジックの見せ方が面白くて
筋がしっかりしているからなぁ。
二人の登場人物のサイトチェンジシステムも活かしきれておらず。
全く異なる事件から一つの真実にたどり着く演出は
第1作で感動した部分の一つなのに
初めから共通項目が目立ちすぎてただの合同捜査になってるし。
無駄に個別捜査にしようとか、そんな拘り捨てればいいのに。
一番がっかりしたのが最初の掴み。
最後までプレイして納得のシナリオであっても
ヒロインが小動物を蹴飛ばすとか
やる気なくす。
蹴飛ばされた犬はまだ子犬。しかもじゃれかかっていただけ。
蹴飛ばした犯人は子どもで、その後制裁でも加わるならともかく
飼い主として管理を怠ったとして逆に侘びを入れるとか。
例え理由があったとしても、この演出。
久々にコントローラー投げ出しそうになりました。
CERO・Dの17歳以上指定ゲームだから不快なことは納得しても
不愉快な場面は納得いかないですよ。
動物保護団体じゃなくてもこの演出でフォローがないのは
ライターの人としての人格を疑う。
正直がっかりしたのは最初の掴みだけではございません。
それは第1作からの主人公・まりなと小次郎、
この二人に老いを感じさせたこと。
年齢を老けさせたり体力の衰えとかなら
年月の経過を演出する上で認める。
だが頭脳戦・判断力での衰えは
認めん。
序盤で特にまりなに多いんですが
『初歩的なミス』って場面が数回登場。
かつては『内調で99%の成功率』と『桂木探偵事務所エース』を誇った二人。
そんな二人が素人でもしないイージーミスですよ。
あのエルディアの事件に立ち向かっていた二人がイージーミス…
寄る年波には勝てん、てことですか?
「EVE」シリーズの衰えがとうとう主役2人にまで…○| ̄|_
今回の第5作目。単体で見るとそんなに悪くないんだけど
やっぱりEVEとしての面白さとしては別物でした。
遺伝子云々がEVEのすべてじゃないのに
それらをメインに扱いすぎて、サブキャラの行動・思考の描かれ方が少なく、
全体的に設定だけで展開していたからすんげー希薄。
ラストでの明らかになる真実も伏線が弱くて感動が低かったです。
第1作には及ばず物足りない。
菅野さんに心酔している以上今後菅野さんが手がけないEVEシリーズは
自分の期待するEVEシリーズではないとわかっていても
何かしら第1作で味わった感動を期待してしまうんだよなぁ。
移植ですら劣化しているように見えるシリーズなのに……なぁ。
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