PSP/アルカナ・ファミリア フェスタ・レガーロ 感想

発売日:2012年12月13日
価格:通常版4,800円(税別),限定版6,800円(税別)
ジャンル:コミカル系ごちそうAVG

「アルカナ・ファミリア」のアニメが2012年7月から放映開始し、次回作の繋ぎに作られたのかお手軽ミニゲームな内容でお値段もお手頃価格となっている。
ストーリーもストーリーの根幹に触れないとりとめのない日常に徹していて幕間のお祭り騒ぎが楽しめる。アニメ視聴からファンになった人も2作目から登場したアッシュがいる点を除けばこれから始めても十分楽しめるお気軽シナリオ。

主に動くちびキャラのファミリーは可愛らしくてシステムが単調なのについ無心でやってしまうミニゲーム、アイテムコンプリートをしたくなるやり込み要素、各攻略対象分に用意された5つの新規シナリオ、料理対決のため色々出てくるメニューを見ているとイタリアンに行きたくなる罠付き、アルカナ・ファミリアの世界観を楽しむシリーズ作としては十分及第点。あと料理に詳しくないからイタリアンの食材を見て「へぇ〜」と妙な関心を覚えたり。

難点は移動毎に鬱陶しいロード画面、アイテム所持数も最大60個・所持金9999とカンスト数が少ない設計、アイテムの売却システムがクソ面倒臭い等、システム周りが相変わらず三流。しかもそれらの各保管場所への移動でかかるロード時間が苛々拍車をかける悪循環。攻略対象が全8名と多めでコンプするのに周回は必須な状況にこの悪循環、どこのレトロゲーだよ。PSPで他ゲームのACTやRPGでももっとまともなシステムしているのにAVGでこれは酷い。シナリオがお気楽なのにシステムのせいでお気楽出来ない。
攻略対象やシリーズ作への愛があってもフルコンプは苦行なソフトなのでフルコン目指す人は忍耐が必要。
ブランド:COMFORT
[2016.04.03]
ゲーム&ウォッチ