ハート、クローバーと渡り歩き、道中に番外編やファンディスク扱いが混じって
正式ナンバリングの3作目に当たる『ダイヤの国のアリス』。 これまでのターン性が廃止され完全読み物式AVG化、PC対応ソフトを作ってきたロゼがコンシューマメインに変更など、初期の頃から色々様変わりしておりますが、やはり一番大きく変わったのは担当絵師の存在。 そもそも“担当絵師不在”でスチル付きAVG出してたところが異常。 これまでの絵に愛着を持っている人で新絵師が不満の人もいるだろうけど、重度の複雑骨折デッサンやコピペ・トレス絵を使い回すのはさすがに限界が来ていたし、文章もクドい文章が治まっていてご新規さんに薦めやすい仕様になっているのは戦略的には正しい判断ではないかと思います。新規ユーザーを獲得しないと古参ファンだけでは企業として維持できないかんね。特にロゼゲーは人を選ぶソフトばかりだし。 しかし色々と新しくなったけど、同じEDでも各攻略キャラごとに用意した差分EDだったり、意味が難解なマルチEDと、何だかんだとテイストはいつものロゼ。総じてマシな方向には向かっていると思うけど、過去作をやっていないと理解度に欠く設定の数々でご新規さんには敷居が高い出来。せっかく色々一新したんだからその辺考えたら良かったのに。 …ああ、そういえば最萌えのトカゲさんがサブED扱いで凹んだ。この辺は公式サイトなどでアナウンスがあって然りなのにフォローなしとか…。コンシューマ向けになってもロゼさんの企業意識にお変わりなく、こんな調子でスペードの国が出るまでロゼ潰れてなければいいけど。
ブランド:QuinRose
[2013.08.17] |