PC/ハートの国のアリス〜 Wonderful Wonder World 〜 感想

発売日:2007年2月14日
価格:7.900円(税別)
ジャンル:ファンタジー・恋愛AVG

巷で人気のある乙女ゲーで
既にPS2に移植もされてますがPC版をプレイ。
正直初回プレイで何故にこれほど人気が出たのか
分からないくらい面白くないと思ったけど、納得。

シナリオは面白かった、
ゲームがつまらないんだコレ。


300ターンある回数の内で攻略対象のもとを訪問し
イベントを起こして好感度を上げるアドベンチャーゲー。
行動回数300ターンとか多すぎます。
チート使わないとプレイするにはしんどすぎる…○| ̄|_


攻略対象が10人にスチル数が700枚以上と
ボリュームの点でかなり売り込んでますが
あちこちで言われてる絵のクオリティが低いのは確かに減点。
服装のデザインとはキャラデザは悪くないんだけど
前作の「アラロス」の方が好みだったことを差し引いても
構図とかデッサンとかが前作よりも劣化してます。
それに個人的にスチル数の多さより立ち絵を何とかしたらいいのに。
表情・ポーズとかじゃなくて
せめて舞踏会時の立ち絵があれば不自然さもなかったのにさ。


シナリオは上記でも言いましたが面白かったです。
けど、間違いなくソフ倫通してませんよね?
ピー音の多さや倫理感に欠ける場面とか
これを全年齢対象にするのはそれこそ倫理感に欠ける希ガス。
PS2でもCEROがC区分(15才以上対象)なのに
ソフト会社としてちと配慮に欠けていると思うんだが。

どのキャラエンドも乙女で良い感じでしたが、
オススメは全キャラエンドを見た後に見るバットエンド。
伏線とかが解ける時って爽快でいいよね。
予想通りの部分だったけど全キャラエンド見た後だし爽快。


キャラはどのキャラも個性的で好意的。
作風が気に入ればかなり良作とも言えなくないですが、
いかんせん全300ターンが多すぎるので
全イベントを見るのが難易度じゃないくて小面倒の領域。
特に主人公以外のキャラ同士が絡んでいる場面が面白いのに
このイベントを見るのが更に小面倒さを極める出来。
ゲームは元々小面倒な物とか言ったら元も子もないけど
イベント起こすためにただ訪問するを選択するだけなんて
ゲームとしてはどうなの、と小一時間問い詰めたい…。


続編「クローバーの国のアリス」もやってみたいですが
こちらはソフトがアレ(※1)すぎるので
移植されるかまともなパッチが出て
問題が解決するまで保留にしようと思います。
早くぬことネズミが見たいけど、我慢我慢…(´¬`)


(※アレ…PCをアボンさせるほどの威力を備えているにも関わらず、発売からもうすぐ1年経つのに今だまともなパッチが出ていないらしい。)
ブランド:QuinRose
[2008.11.27]