PC/クローバーの国のアリス〜 Wonderful Wonder World 〜 感想

発売日:2007年12月25日
価格:7.900円(税別)
ジャンル:ファンタジー・恋愛AVG

乙女ゲ界のサイバーテロ。
このゲーム、プレイするのに大きなバグという障害が立ち塞がり、
発売から1年以上が経過すると言うのに未だまともなパッチも出ずに
メーカーからもまともな対応もなくて
プレイヤーの中にはPCがあぼんして大学のレポートデータが消えてしまい
単位を落として留年しかけた方すらいらっしゃるという恐ろしいソフト。

ちうか大きいのから細かいのまでバグが多すぎて
エンディングに行くまでバグに遭遇しないとか有り得ない状態とか。
お前らちゃんとデバッグ作業したのかよ!?してないだろ(゚Д゚)ゴルァ!!



シナリオはやはり面白いと思えるんですが
いかんせん文章がクド過ぎてプレイしているとだんだんうんざりしてきます。
続編物ってことで寄り拍車をかけていて
クオリティが前作の「ハトアリ」を超えていないっていうのも残念な部分。
「ハトアリ」に限らず、「アラロス」すら超えておらず
むしろどんどんクオリティは下がっているのが一番残念。
初期の方がもっと真摯にゲームを作り上げていた印象があるかな。

今回の「クロアリ」が一層酷い出来と感じたのはシステム面。
昨今では至れり尽くせりなくらいオプション設定が豊富なのに対し
「クロアリ」は雑な音量設定と
アイキャッチの時計アニメのオンオフ機能だけ。
仮にも企業として製作されたものなのにこれは同人作品ですか?

しかもパッケージの注意書き、
『オークションでの売買・中古販売を禁じます。』。
…海外ではどうか知りませんが、
一応日本ではゲームソフトの中古販売は合法。
ユーザーへの脅しにも見えなくないこのコメントが薄ら怖さを覚えます。



声優効果もあって楽しめたシナリオでしたが
ピー音の扱いが子供が粋がって無駄に多用しているようで少し興ざめしました。
ここの会社はもうちょい現場を指揮する人がしっかりしていたら
もっと良作が産まれているかもしれないのになぁ……。





 ■キャラ考察■

【帽子屋<ブラッド=デュプレ>】

前作「ハトアリ」での帽子屋エンドを知っていると2度おいしいエンディング。
途中まで思いの他普通で物足りなかったけど
エンディングで萌えさせて頂きました(´∀`)
ボス最高。



【三月ウサギ<エリオット=マーチ>】

部下と上司の関係での距離感で終始悩みまくるウサギとヒロインですが
第3者視点だとただイチャイチャしているだけとか
普通に馬鹿ップルの二人でした。
マフィアのNo.2なのにほのぼのさせるウサギさんです。
あと誰もが思っていたあの耳の扱いを実現することに。
…自分も思いっきり引っ張りたいと思ってたんだ。奇遇ですね。



【トゥイードル=ディー、トゥイードル=ダム】

見た目は大人、頭脳は子供ってことですね分かります。
ショタ萌えとしては正直子供バージョンの方が好きなんだけど
大人になれるスキルとかお前らおいしすぎだ、それw
それに中の人(福山潤)すごいね、4種の声の使い分けとか。
これこそ賃金を弾むべき。



【ハートの女王<ビバルディ>】

何故女王個別エンドを
なくしたし○| ̄|_

ネタが作りにくい人なのは分かっていたけど
何もなくさなくてもいいじゃまいか。
ゴーランドの扱い級に不遇を味わった人かもしれないんだぜ(´・ω・)



【白ウサギ<ペーター=ホワイト>】

あのストーカー変質者扱いで均衡を保っていた白ウサギさんでしたが
今回は真っ当な恋愛模様で描かれていてこのギャップにめさめさ萌えました。
ヤベえよ、ウサギさんテラ萌える(;´Д`)ハァハァ
残念なのは獣化したイベントが極端に減っていて
獣化込みで好きだったのでかなり残念。



【エース】

爽やかな人が好きな自分は勿論エース君好きです。
ただ、間違いなく作中で一番の腹黒であろう彼は
爽やかに黒い場面で黒さの表現が足りなくて物足りない。
今回は爽やかさより黒さの方が度数で高かっただけに余計物足りず。
ちうかお前どんだけ時計屋が好きなんだと小一時間(ry



【チェシャ猫<ボリス=エレイ>】

ぬこは以外にも常識人寄りの思考回路だし
主人公とも年齢設定が近そうで青春学生カップルを見ているようで
高校時代の熱い青春の日々のように純朴です。
前回もフルに萌える独占欲を見せてくれたけど
今回の独占欲を見せる演出は磨きがかかっていて萌えます。
ぬこがぬこに嫉妬とかw
ぬこ可愛いよぬこハァハァ。



【眠りネズミ<ピアス=ヴィリエ>】

ぬことの弱肉強食がテラモエス(;´Д`)ハァハァ
☆声のシマリス君ですね、分かります。
きっと次に出る続編で「いじめる?いじめる?」って聞いてくるに違いない。
エンディングは尻切れトンボな感じでよく分からなかったんですが
あれは仕様ですか?もうバグが多すぎてよく分からない…。



【ナイトメア=ゴットシャルク】

だめんず、地上に立つ。
前回別次元で登場した夢魔が今回現実にて参戦です。
偉そうな名前と部下と地位を手に入れての参戦のくせにこの上なくだめんず。
どうしようもない人だな(´∀`)

しかし中の人・杉田キョンは個性的なキャラだと本当輝いてるな。
「ハートの国」だった時は抑え目だったけど
今回「クローバーの国」ではかなりはっちゃけ度数が上がっていて
杉田ワールドが全開。杉田マンセー。



【トカゲ<グレイ=リングマーク>】

ワンダーワールド内というよりロゼゲー内で最もまともな人。
ぬこと白兎とは別腹で最も萌えるトカゲさんなんだ。
ヤバイよトカゲさんヤバイよ、めさめさ萌える(;゚∀゚)=3ハァハァ
大人なトカゲさんに終始萌えさせて頂きました。
もはや言うことはありません。ごちそうさまです。
ブランド:QuinRose
[2009.07.17]