PC/あさき、ゆめみし 感想

発売日:2008年7月25日
価格:通常版7,800円(税別),初回限定版8,500円(税別)
ジャンル:和風伝奇AVG

一回攻略する分には長すぎず短すぎずと丁度いい案配なシナリオです。
しかしおまけモードの称号やらエンディングをコンプリしようとすると
かなりの時間を浪費するので結構な期間楽しめるゲームだと思います。
ちうか称号のコンプリは面倒さ極めます、
うっかりテイルズの称号設定思い出したよ('A`)

個人的には作品の雰囲気も好きだし、
キャラも個性的でかなり良作と思うんですが
某ゲームのパクリ疑惑のせいで世間様では評価が低いゲーム。
パクリ疑惑といっても昨今の漫画アニメが飽和していることから言って
この程度はパクリとは思えないんですが、
実際のパクられた疑惑のあるゲームは未プレイなので何とも言えませんが
後日検証してみようと思います。
しかしこのパクリ疑惑、未プレイの現時点では
製作側への悪意にしか思えない…。
政府の陰謀でも絡んでんじゃねーの?


内容は『和風伝奇アドベンチャー』。
和風への拘りは文章へ十二分に現れていて、
意味は何となく分かるので小難しい単語がチラホラと見られます。
ライターはよく勉強している人だなぁと思わず感心。
けど時々文法に誤りがあるので次回作ではもっと精進した姿を期待してます。

文法は未熟だけど、シナリオはかなりレベルが高いです。
どのルートでも全体の大まかな流れは同じですが
エンディングは全員別物になっていて
敵キャラも生存者が異なりかなり趣向がこらしてあります。
敵キャラも魅力的なのが多いので
有体に末路が決め付けられているよりいいよね。
製作側の作品への愛情が感じられて好感が持てます。
やっている側も楽しめるし何より作品に愛情が持てるし。

難易度は普通にキャラのGOODエンドを攻略にいったら簡単だったけど
BADエンドの回収やら称号集めが面倒なので
おまけモードのコンプリはやや難易度高めと言えるかも。
一番の難易度の高さはミニゲームだろうけど。
なんでこうもパズル系ばかりなんですか>ミニゲーム。
もしかして製作側の好みがモロに反映されてます?

しかしBADエンドがGOODエンドより多いので
鬱ゲの領域に一歩踏み入ってます。
その後のヒントモードで中和されているとはいえ、
乙女ゲには珍しくBADエンドの散らばり方は異様。
まぁ容易く幸せなエンディングが散らばっているより
悪いエンディングが散っている方が現実味があって好感が持てます。
それにきゃふぇ・まだらという癒し空間もあるしネ!
まだら姉さんの弾けたトークは最高です。


絵も画力が安定していて少女漫画な作画はやはり乙女には感情移入しやすい。
スチルの種類は平均枚数あるけれど、
差分の枚数は通常より多めなので納得出来る量ではないかと。

システム面も結構整えられていて快適。
ただ左クリックに慣れた人種としてはちと戸惑う部分も多々ありました(^_^;)
おまけモードでCG一覧やおまけボイスと製作側のサービス精神はありますが
個人的には回想モードも入れて欲しかったかな。
あの名場面を見返して余韻に浸りたい派なもんで。
特に東雲さんの取り乱す場面は何度でも見たいからさー。


ちらほらと名前だけ登場の人もいらっしゃるし、
個人的には同タイトルでシリーズを見たいところ。
けど過去での設定も絡んでくるので続編となると
質が劣りそうだから今回以上の物を作るのは難しそうだなぁ。

ところで「あさきゆめみし」と言われてると源氏物語を思い出す自分です。
講談社が乗り込んで来ないように句読点を忘れずに入れるようにしましょう。





 ■キャラ考察■

【八重垣 薙羽哉】

うっかり名前の読み仮名を忘れることしばしばなメイン攻略対象の方。
文章をスキップさせたら余計に忘れる悪循環。里長、ゴメンなさい○| ̄|_
里長はメインだけあって真実が発覚する場面になるほどーと思う反面、
前世ネタが絡んでくるから恋愛の発展の仕方が
前世の延長線上に見えて“沙耶と里長”というより
過去での二人の恋愛が成就したように見えてイマイチ。
前世の縁もあるけど現在は現在で二人は仲良くなったっていう場面を
もうちょい分かりやすく見たかったなー。

中の人・小野Dはいい仕事してました。
里長のニート設定をあんなに活かして面白く見せてくれるのは
彼以外に考えられないくらい。



【祇王】

ぎおたん可愛いよぎおたん (;´Д`)ハァハァ
ぎおたんの正体はちゃんとWikiで説明してくれるので
よく知らない人は調べてみて雑学を増やしてみたらいいと思います。
挿絵に色々複雑な気分を味わえますので( ̄ー ̄)ニヤリ

膝小僧に多大な攻撃力を備えるぎおたんは良いショタキャラです。
あの足で蹴られたカガチは空気読んでます。
ルートによって誰よりも最強になるぎおたんモエス。
欲を言うなら大人になったバージョンやら獣姿とかも見てみたかったなー。



【伊織 愁一郎】

義妹に好意を持った兄が家を出るのは乙女作品のしきたりのようです。
そうして愁ちゃんも色々原因はあったけど
しきたりに乗っ取って家を出たんですね分かります。

正直29歳と17歳は真実ロリコンか援好だけど
愁ちゃんはだめんずなので年の差をあまり感じずに見られます。
年齢さよりも何か別の優劣があると気にならないのかしら>ロリコン。



【利光 高虎】

腹黒だけど一番沙耶とイチャイチャしていた人でした。
けど将来は一番舅で苦労する人。
舅すら容易くあしらうであろうので無問題だろうけど(^_^;)
従兄弟以外にも強力な舅を持つ高虎くんは将来の家族計画に苦労しそう…。

人をからかうことが多いけど沙耶に勝てないところもいいよね。
意地悪な性格のヤツがピュアな人間に勝てないって萌えます。



【東雲 霖】

なんですかこの裏メインっぷりは。
眼鏡のくせに眼鏡のくせに眼鏡のくせに。
想定外に萌え猛ってしまったではないか○| ̄|_
特にBESTエンド、ああいった暖かい雰囲気のエンディングは大好きです。
眼鏡は落としてからが本領発揮。あの眼鏡はただの眼鏡ではありません。
ちうかここまで眼鏡設定をフル活用した人そうそういません。
ベストオブ眼鏡っ子。



【カガチ】

ツンがデレに切り替わった瞬間にエンディングが見えるのが
ツンデレのいいところです。カガチ可愛いよカガチ( ´∀`)
おみ足を見る限り男の子に見えません。何あの綺麗な足。
祇王は膝小僧に萌えたけどカガチは太ももが脅威的。
実はBADエンドもお気に入りです。
後味悪いけどああいったエンディングは嫌いじゃありません。
自己犠牲って救いはないけど結構好きなエンディングなんだよな…。



【壱人】

正直キャラ考察を書くまでもないくらい内容の薄い人で残念。
フラグの立つ部分が少ないせいで
エンディングにたどり着くのがたやすいせいで
他のキャラに比べて頑張ってみた!って感じもないし何より唐突に見えます。
どうせ攻略対象として並べるなら過去話をもう少し掘り下げて
深く描いても良かったと思います。
…けどこの人のルートっておまけ扱いっぽいから
おまけの容量しては丁度いいくらいでもあるんだよなー。



【風鬼・水鬼・金鬼】

兄貴の扱いが冷たいのは一人だけこっそりBADエンドを抱えているから
なのかもしれないけれどかなりのハイレベルな鬱エンドなので
コレを理由に冷たくされていたら不憫すぎます。
けど虐められている風鬼サイコー。不幸体質マンセー。
金鬼も可愛いんですが、水鬼の豹変ぷりは萌えました。
何この可愛い女の子。お姉さんのお胸に自分の目は釘付けです。
ブランド:澪(MIO)
[2009.04.02]