PC/妖ノ宮 感想

発売日:2008年9月19日
価格:通常版6,648円(税別),初回特典版7,600円(税別)
ジャンル:Windows専用プリンセスSLG

舞台は時の権力者が倒れ、その娘であり半妖である主人公が
恋愛や国取りを行うシュミレーションゲー。
まず前書きに「このゲームは何をやっても正解で
とても自由性を持ったゲームです」と置いていて
それだけに生かすも殺すもやりたいことを楽しめるシステムになってます。
乙女ゲである分、恋愛対象も様々。エンディングも多数。
コーエイさんの「信長の野望」を思い出しますが、
プレイ感覚はアリスソフトの「大悪司」に近いかも。
ボリュームは桁違いなのであくまで感覚だけど。


製作側が何をするも自由と言うだけに様々なエンディングがありますが
これだけやりこみ要素を持たせるなら
おまけモードももうちょっと充実して欲しかったかな。
多分おまけモードのスチル埋めが終わったら
ゲーム終了ってイメージを持たせないためなのかもしれないけれど
このスチル埋めが楽しみの一つになっている自分としては
これだけ様々なイベントを持つだけに
アルバム機能とかで一覧表を確認したいってのもあるし。


キャラ数も多く、サブキャラとのエンディングもあって
1プレイターンが48ターンで程よい長さ、
何回プレイしても何通りも楽しめてかなり楽しいのですが
ヒロインが善悪などのどの性格にも属せるようになっているためか
ちと淡白な様子に見えて物足りなかったり
主要キャラとのエンディングを見たら結構飽きがきてしまいます。
乙女ゲとしての要素も低めなのでその辺も物足りず…。

じっくり長時間楽しむゲームが好きな
乙女ゲ初心者ユーザーにはオススメしたいかも。



ところで自分の一番の萌えキャラ・帝さまエンドが見当たらないのですが。
モビルスーツ萌え (;´Д`)ハァハァ





 ■キャラ考察■

【御月 佐和人】若四獅

宮野真守。文系イケメン。
幼少時から主人公を慕っているので取っ付きやすかったです。
それとたまに出す変な声が萌えます。
宮野はただのイケメンよりも
変態要素が入ったキャラの方が見ていて楽しいです。



【積 興之介】若四獅

『自由性を持つゲームはこんな能力を持った人もいるんだよ』の一人。
チャラ男と思いきや凡庸な悩みを持っていて期待外れかな。
この人物設定ならもっと伏線引いて楽しめる部分があったろうに、惜しい。



【数奇若】若四獅

主人公への好意が純朴で萌えます。
ラストの仲良し絵図は特にヤバイ。
ハッピーエンドサイコー。



【狐塚 聖】若四獅

ツンデレ。一番厄介ごとを招き入れてくる人かもw
狐耳をもふもふする場面は大変見所です。



【土岐 典三】四花撰

見る人によって偽善者にしか見えない立ち位置のお人。
こういう人の話って改めて死について自分の意見を見直すので結構好き。
オチは存外普通。



【伊磨利】四花撰

おっちゃん萌えの人。
ルートで選択肢によっては真相がうやむやな感じに。
自分の敵は“もう一人の自分”とかwなんて王道w



【御船 幸之進】四花撰

芸術肌の人はお付き合いすると小面倒ですね。
元三味線の人が可哀想。
この人ルートはマクロスで笑えましたw



【六条院 御影】四花撰

やんごとなきお人。
百戦錬磨なお方が「コレが初恋」とばかりに一途に恋愛するのってイイネ。



【神流河 本紀】四天王

おじいちゃん。
おじいちゃんとのどんな恋愛が待っているのかと期待していたら
普通に孫と頑固祖父ちゃんの関係でションボリ(´・ω・`)



【伽藍】四天王

ワンコ可愛いよワンコ (;´Д`)ハァハァ
すげーだめんずだったけどラストで本領発揮とかw
何このオチ、ワンコにとんでもない物を盗んでいきました。
私の心です(`・ω・´)



【加治 鳩羽】四天王

戦国武将・置鮎。体育会系なので恋愛模様も単純です。
実直に感情を向けてくれる誠意ある恋愛をする人って好き。



【五光 夢路】四天王

この人をオトした瞬間、主人公は父親を越えました。
覇乱王を上回ったとか潜在能力高すぎw
夢路の部下・聖といいツンデレが多い派閥だなw
ブランド:工画堂スタジオ
[2009.04.14]