PSP/バクダン★ハンダン 感想

発売日:2012年6月14日
価格:通常版5,800円(税抜),限定版7,800円(税抜)
ジャンル:女性向けミステリー恋愛AVG

キャラクターデザインに「逆転裁判」でおなじみの岩元辰郎氏。謎解き要素監修に推理作家の我孫子武丸氏。あと登場人物名以外のどこで協力したのか不明な稲船敬二氏。
みんな乙女ゲーとは畑違いの一流クリエイター達。しかしACTゲーしなかったり推理小説に疎い乙女ゲユーザーにとっては『誰!?』となっていそう。そんな人はとりあえず「逆転裁判」で遊んで「殺戮にいたる病」を読むんだ。

そんな普段はゾンビでエアーマンが倒せない人達によって作られた乙女ゲーなせいか誰も彼も個性派キャラ揃いで、イケメンキラキラがデフォなオトメイトらしからぬ乙ゲ。
本職が気を使ったせいか謎解き難易度は低くついでに糖度も低め、どこを対象にしているのか明白すぎる『異議あり!』ゲーだったけど疾走感があって面白かった。主人公がシンプル思考で笑える沸点の低い演出、17歳の女の子から説教される攻略対象の絵面から将来全員尻に敷かれる未来しか想像出来ないw


唯一最大の難点は敵勢力のトップである悪役マスコットに素人を声優起用でかなり台無し。絵・シナリオは十分及第点を取っている乙女ゲーなんだけど、いやー棒読みに聞き取りにくい活舌と酷い酷い。しかも親玉だから初めから終わりまで全キャラルートで登場という悲惨さ。宣伝目的のつもりか知らんがちゃんと演技指導が出来ないなら起用したらアカン。おかげで大山のぶ代さんとと石田彰さんの偉大さを再認識したけど。モノクマもコエムシも視覚とキャラクター設定以上に声が命を吹き込んでキャラ立てしていたもんなぁ。

素人声優はケチをつけてくれたけど個人的には面白かったと思うし、どのルートもラストが味気なく物足りないのでFD出たら買う。何なら似た作品を作ってくれてもいいのよ?>CAPCOM。
ブランド:オトメイト
[2015.03.08]
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