PC/デザートラブ -スィートプラス- 感想

発売日:2006年2月23日
価格:6,800円(税抜)
ジャンル:AVG

18禁の乙女ゲーがPS2移植タイトル。
PC版発売当時は乙ゲ黎明期で、有名所のキャスト陣営に新たに攻略対象1名追加。各キャラそれぞれに18禁要素を削げ落とした代わりに健全な恋愛イベントを追加、アフターエピソードをスチル付きで各キャラ分追加とPC版を遊んだ人にも楽しめる仕様になっていた。

PC版プレイ当時は黎明期だったこともあり他と比べることもなかったけれど、ゲームのキャッチコピーである『現実にありそうだけれどもドラマのような恋愛』に反して『現実にねーよw』と思う部分に結構気付いてしまい、クリア後はもう一度遊ぶことはないなーと思ってしまう色褪せた気分になってしまった。PC版はフルコンプ後も何度か遊んだのになー(´・ω・`)
原因である『ねーよw』がどの辺りか例に上げると以下な感じ。

・髪と肌が綺麗で、天然だねと周囲から評価されているが口説かれても冗談で片付けれる小悪魔なモテモテ主人公。
・外車乗り回しスチルでシートベルトを締めない非モラル表現。
・大人の恋愛なのに子どもっぽい遊園地と公園デートが攻略対象全員に用意。

ベッタベタと言えば聞こえがいいけど、こんなん萌えではなくツッコミが先んじる。

選択肢が簡単で一部を除いて攻略は楽勝。約一名を除いて序盤から主人公に対して好意的な登場人物ばかり。システムもクイックセーブ・ロードがない面倒さはあれどセーブスロット数は多くスキップも早い。ストレスフリーに遊べます。
ただし元のシナリオが2004年でPS2版は2006年発売なこともあって古臭さを実感。現実を舞台にした作品はファンタジー系とは違って時代のニーズが影響するのが何とも世知辛い。
ブランド:マーベラス
[2019.05.08]