オトメイトがまだ“IF乙女いと♪”だった頃の作品で
カタカナ表記が定着している現在では 乙女いと表記を存じない人の方が多いんじゃないかと。 まぁ2年くらいだったしね。 人気イラストレーター・カズキヨネ氏の出世作となった「緋色の欠片」。 乙女ゲ業界で和物な絵を描いて右に出るイラスト描きはいないと思います。 この方の書く和のイラストは美しすぎる…っ!(;´Д`)ハァハァ 現在のオトメイト作品と比べてシステム面に粗が見えますが 大きなバグもなく、カズキヨネ氏の美麗がも満載で シナリオも設定に姫や守護者と乙女の萌えスキルを備えていて 各キャラルートシナリオも個性を持った内容で 正直文句の付け所がありません。 そして毎度言うけどゲームシステムの都合で 攻略するキャラの順序がある程度決められています。 恋愛ゲーでそういう指定されるのって好きじゃないんですが 今回はシステムに決められた順序と 自分が決めた順序とかみ合ったためあまり気になりませんでした。 けど攻略キャラが他攻略キャラルートでは ほとんど登場しないので正直守護者たちよりも 終始登場する敵のロゴス連中の印象の方が強いんですが(^_^;) 特にドライ、あの声と顔が鬼崎くんより鮮明に思い出せる○| ̄|_ Gameoverがあちこちに散らばっていたり 選択肢が単純なものではなかったり 乙女ゲにしては珍しく少々難易度高め。 けどGameoverに対する救済処置もばっちりなので ぬるゲーに飽きた人も難しいのが苦手って人もどちらにもオススメ。 ■キャラ考察■ 【鬼崎 拓磨】 まず第一に攻略した鬼崎くんですが、 他ルートでほとんど活躍がないせいで自分の印象が薄い気の毒な人。 杉田声でツンデレと武器は十分なのにな、スマン。 同年代・クラスメイトってこともあって交際の雰囲気が爽やかですね。 誠実なお付き合いをしそうな鬼崎くんは正統派には堪らないと思います。 【鴉取 真弘】 チビで先輩でえばりん坊とかw どんだけ可愛いんですか真弘先輩www 明るい性格に見せかけて重い宿命の持ち主とか きっと先輩のためにバイクを買ってあげたい人は多そうですね。 先輩の羽枕は大変羨ましいので是非商品化して頂きたいです。 【弧邑 祐一】 クーデレに見えて実は人との交遊が苦手なお狐さまは 真弘先輩とは違った意味で萌える先輩です。 ちうか真弘先輩と同年代とは思えません、主に真弘先輩がw 古来より狐は腹黒だったり陰謀を企んでいたり 固定概念のせいで悪いイメージを持っていたのですが 祐一先輩があまりに一途で誠実なので 祐一先輩と固定概念の間で戸惑う自分でした。 自分でも知らない間に変な固定概念持っていたんだなぁと反省。 とりあえず稲荷神社行って謝ってくる(´・ω・`) 【犬戒 慎司】 前フリがしっかり組まれていたため 真相を知ってもあまり驚かなかった後輩です。 ここはアハ体験が出来るくらいのシナリオ構成が見たかったなぁ。 鬼崎くんよりも濃い目に恋のライバルが登場する後輩。 ただ、その恋のライバルはヤンデレだったため 色々精神ダメージを負った乙女もいらっしゃるかも。 乙女ゲでここまでライバルが深く関与するのは珍しいんじゃないの? 【大蛇 卓】 ラストのラストで色々持っていかれた卓さんです。 全ての戦いが終結し、丸く収まってホッとしたのもつかの間、 不意打ちであれはズルイ。そんなことされたらトキめくじゃないか。 そんな終戦直後がおいしすぎて今後のお付き合いが ただ事ではないものを期待する自分です。 大人の余裕ぶった人ほど大きいことをするもんなんですね、理解しました。 【狗谷 遼】 犬派猫派で断然ぬこ派の自分ですが 狗谷くんのようなワンコ属性の青年は決して嫌いではありません。 むしろ大好物。主人公にだけ従順なイケメン萌えー。 そんな一匹狼から見事な飼い犬になるまでの狗谷くんが 今後他の守護者たちとどう絡んでいくのかが気になります。 ファンディスクをプレイするのが楽しみなんだぜ(・∀・)
ブランド:IF乙女いと♪
[2009.09.04] |