PS2/ひめひび -Princess Days- 感想

発売日:2006年12月28日
価格:6,800円(税抜)
ジャンル:学園ラブコメAVG

おまいら全員去勢済みか!?
山奥にある男子校に唯一の女子・主人公。
なのに何だよここの学校の生徒たち。
思春期の男子にあるまじき思考回路の持ち主ばかりだ…。

この環境下で起こり得る肉奴隷とかハーレムとか
男性向け18禁エロゲーな展開になったらどう責任取るんだ爺ちゃんは。
設定から「らぶひな」とか「学園☆新撰組」を想像しつつも
対応機種がPS2であることは承知なので期待するだけにしておきます。
しかし、手を触っただけで興奮するとか健全すぎる。
しかも相手はセーラー夏服女子なんだぜ…?
こんなヤツらが未来のエリートだなんて、日本オワタ\(^o^)/



男子校に紅一点の主人公は性格が強気なので
乙女ゲに多いおとなしめの主人公が好みの方には
ちと慣れないかもしれません。
けど展開はギャグが多く、シナリオも起承転結でしっかりしていて
途中のミニゲームも単純で操作しやすく楽しいです。

初回プレイは楽しいけど2周目以降は
シナリオが似たり寄ったりで正直きついです。
おかげでおまけモードのシナリオを全部回収するのは結構根気が要ります。
プレイしながら眼が虚ろになること請け合いです。

シナリオは90年代の少女漫画のようなベッタベタな展開で
妙な懐かしさを感じるところが特に自分は好きです。
ただ、ミニゲームは折角の恋たんの
応援している姿とかSDキャラで動いているのに
コマンド入力に集中していてじっくり拝めないのが
すんげー不満です。
なんだよ、自分だって微笑む恋たんを拝みたいよ…○| ̄|_





 ■キャラ考察■

【天城寺 雅哉】

メイン攻略対象だけあってかなり男気ある男児です。
まだまだ思春期でヒヨっ子だけど一途で吉野ボイスに萌えます。
その本領はメインルートよりも兄ちゃんルートの方でがっちり発揮。
あのまま兄ちゃんよりも弟を選んだ方が幸せになれそうだと思えそうなくらい。



【速水 尚仁】

そんなヘタレ臭の強い兄ちゃんですよ。
古今東西、誰にでも優しい人は誰にも優しくないって実証した例じゃないかと。
ラストで盛り返した気もせんではないですが、
兄ちゃんルートで見せた弟の男気にかなり気持ち持っていかれてます。
憧れの人は憧れている間が一番幸せなのかもしれません。



【夏八木 光】

「ぼく地球」の9歳少年相手や
「オトナになる方法」の高校生・小学生カップルとか
ショタに手を出す少女漫画には何とも思わなかったけど
『16歳とはいえ13歳に手を出すのは犯罪じゃね?』
と光くん相手にはオロオロしてしまう自分です。
3歳差くらいなら軽いもんなのに、光くんはヤバイ。犯罪。



【高城 大和】

着物のチラリズムがここ一番で色気を出していた生徒会長。
ぬこと戯れている時が一番モエました。

利己的な目的以外で共学に反対している唯一の生徒が生徒会長って
それでいいのかあの学校。エリート候補生の学校なのに
視野の狭い生徒ばかりで教育現場としては痛々しいな、あの学校。



【月元 忍】

3つの顔を持つ男…北島マヤですか?
恋人はいないけど終わっていない恋愛をしている人を落とすのは
辛い恋愛だよなぁ、と改めて実感。
未亡人とか落とすとき少しは罪悪感があるし。



【柏木 林斗】

ここ最近で一番トキめいた
うちの嫁。

格好ヨス、事件の始末の付け方が持ち前の有能さを発揮。
ラストの展開は急すぎるけどその難点を除いてもうちの嫁が一番素敵。

甘い言葉とか囁き加減とか変態度数もベストな案配で
うちの嫁はこういう役が一番似合うなぁと
今回改めてうちの嫁に惚れ直しました。
エンディング後のめくるめく夏休みを
是非プレイヤーにも見せてくださいよ>スタッフ。
ブランド:TAKUYO
[2009.09.26]