PSV/ひめひび 続!二学期-New Princess Days!!- 感想

発売日:2017年12月14日
価格:パッケージ版/DL版5,800円(税抜)
ジャンル:学園ラブコメAVG

風の噂では「ひめひび3」が出ると聞き、多分そのための資金集めや過去シリーズを手に取りやすくするための移植なのかとエスパーしております。
が、18年05月05日調べでPSP累計売上が1900万台なのに対しVITAが500万台、2017年に発売したSWITCHの400万台に既に負けそうな未来が見える、売行が低迷しまくっている機種VITAで新要素が『グラフィックのブラッシュアップ、トロフィー追加』と最低限のAVG移植でセールスポイント皆無。古参ファンだろうが新規ファンだろうが、捕まえるのに一体何を努力したのかとメーカー側に伺いたい仕様であります。


とは言え、PS2版でプレイした時から好きなタイトル。
思い出補正もあって再プレイの気持ちでプレイング。約6年振りの天城寺学園はやはり楽しい。あの頃より年を取った分、生徒目線の青春気分より保護者目線でキャラを温かく見守る気持ちに。あのハゲ教頭の権力と女性軽視のゴミ屑発言すら一キャラを立たせる意味で存在意義はあったんだなぁとか思ったり。あと大先生の包容力や林ちゃん先生のさり気ない気遣いは真似出来る気がしないけれど一社会人として是非とも見習いたい所存。

操作は高速スキップと次の選択肢まで跳ばせる機能にいより快適でさくさく進み、トロフィーの登場によってやりこみ要素が追加。特にシナリオ回収が難しく場合によっては幾度と周回プレイが必要。PSP版での追加シナリオも収録されているのでPSP版が未プレイな人には目新しい部分も有り。キャストも良い仕事をしているので買って損はない良作ではあります。
…これでED後のエピソードでもあれば満点上げてもいいくらい良移植だったのに。アルの確実に砂糖と黒糖吐く後日談とか、1学期の姫様帰国でふたりのひめひび学園生活とか蛇足にならない話になっていただろうに。


ゲーム機から携帯電話でのゲームが主流になる昨今。特にジャンルがほとんどなAVGな乙女ゲでは顕著に表れていて今やアプリがメインな市場界隈。
携帯電話ではなくゲーム機でゲームをするのが好きな自分としては今後も頑張って欲しいメーカーではありますが、果たして「ひめひび3」はどの機種で出すことになるのやら。
ブランド:TAKUYO
[2018.05.08]