PSV/喧嘩番長 乙女 感想

発売日:2016年5月19日
価格:パッケージ版5,980円(税抜),DL版5,500円(税抜)
ジャンル:拳で愛を語る恋愛AVG

「メモリーズ・オフ」然り、「ダ・カーポ」然り、
男性向け恋愛AVGの世界観で女性向け恋愛AVGを制作するが、何かと世間では成功例が見られないイメージを勝手に持っていたの今回「喧嘩番長」シリーズを乙女ゲでやると聞いた時は完全にイロモノになるとスパチュンの正気を疑いました。なので発売前は様子見、評判を聞いてから購入を検討していたところ、あの白黒の学園長がネタとして出てくると聞き、急遽購入→そしてプレイ。そしたら笑いありホロリあり、男義ありで良い意味で期待を裏切られました。
いやぁ、正気を疑ってマジすんませんでしたスパチュンさん。


双子・入れ替わり・男装と自分にとっての萌え要素から始まり、乙女度と漢度のバランスで展開されるシナリオは共通ルートでのBADですら手を抜かない笑いと乙女らしくキュンとする要素がきっちり詰め込まれていました。
攻略対象は当然イケメンでオーソドックス系・寝技系・蹴り系・ボクサー系・最強系と輝く個性、天然可愛くて腕っぷし最強なヒロインをメイン連中もしっかりキャラ立ちしていますが、何よりモブヤンキー達が『男子高校生の日常』していて愛しくなります。

難点は喧嘩システムが周回どころか回想ですらスキップ出来ないのは面倒なのと、全編に至って弟の成長が感じられなかったこと。差し引いても全般楽しめたけど是非続編・FDを制作する時に制作陣は改善を検討して頂きたく。特に特に鳳凰ルートでの弟、あのままじゃクラスメイトが不憫すぎるw
ブランド:Spike・CHUNSOFT
[2016.06.20]