PC/神足町人妖譚 迷イ子ノ章 感想

発売日:2015年3月6日
価格:通常版4,800円(税抜)
ジャンル:女性向け伝奇AVG

「あさき、ゆめみし」は好きな乙ゲマイベスト10入りしているレベルで好きな作品だから、新作を同じシナリオライターの方が制作すると聞いて歓喜しました。そうそう、自分はこういうのを求めていたんだ。

PCゲーとして珍しくお値段控えめなせいか、攻略対象は主人公の兄ポジションの耀、従者ポジの翠、ミステリアスの天遊の全3名と少な目。
主人公の兄弟子である耀のキャラ像がただの劣化愁ちゃんでモチベはややダウンしたものの、翠は祇王もどきと思いきやがっつりご主人べた甘の攻めワンコで糖度抜群で一安心。「あさき」の時も薙羽哉さんは他の攻略対象と比べて控えめだったし、化野さんはメインヒーローを描くのが苦手なのかな。

難癖つけるとすれば一部ルートに同様の展開をしているのに既読認識されない所があるのが邪魔くさいくらい。金額の割にシナリオも長くEDやイベントやおまけも充実していてかなり良心的。特に翠の高虎と祇王を足して割ったような立ち位置は乙女的にオイシク仕上がっていてお気に入り。相変わらずキャラ達の雑談で言葉運びもイイネ。猫も可愛い。初回版冊子は今回も世界観広がる内容。あさき初心者にも手を出しやすい内容なので是非ともお薦め。
ブランド:澪(MIO)
[2015.05.08]