PS2/らぶ☆どろ〜LoveDrops〜 感想

発売日:2007年5月31日
価格:6,800円(税抜)
ジャンル:乙女向け恋愛AVG

PC版からの移植で新規要素に攻略対象を1名+美琴ちゃんとの友情EDの追加。18禁要素の排除で多分差し替えの新規イベントがあったんだろうけれど、如何せんPC版を遊んだのが10年前なのでどれが新規イベントなのか、そもそも存在するのかすら判別出来ず。たまに話の流れから浮いたように感じるイベントがあったからそれが新規イベントなのかなーとは思うけれど、まぁいいや。


PC版を遊んだ時は浮気ゲーなことに驚きはしたけれど、ライターの性癖が一番発揮していたドロドロ系のシファルートが追加攻略対象効果もあってかコンシューマに合った健全なものになっていました。子どもの喧嘩じみたバトルシーンや、性的な意味に見えにくい口説き文句やスキンシップの演出は、アンダーザムーン以降のひよシナリオを知っている身としてはビックリするほど健全な乙女ゲー。ドロドロ系ひよシナリオが好きな人には期待外れだろうけれど、ひよ初心者への導入タイトルとしてはこのゲームは完璧な仕上がりなんじゃないかな。
あ、あとPC版では絵師の南月ゆうさんがBL描きだったことも影響してかヒロインが男寄りの描かれ方だったのに、PS2版ではバッチリ可愛らしい女の子になっている所もナイスな修正点。
キャストもユーゴの中の人がスマブラで「ぬぅん!」の中の人だったことに今更気付いて中の人の演技の幅に驚いたり。PC版はキャスト買いしたタイトルだったがPS2版もキャスト様方々には楽しませて頂きました。PC版当時気になっていた聖君の違和感も気にならなくなっていたし。流石10年も経過したせいか印象って変わるもんだな。


最後に
美琴ちゃんが攻略対象で一番漢前。
全キャラ攻略しないと美琴ちゃんEDが見られないギミックは鬼ですが、最後を飾るに最高の人選であります。まさかそれまで攻略した野郎どもが五月蠅いと思えてしまうとは自分でも予想外。
ブランド:ディンプル
[2019.05.22]