PS2/PANDORA 君の名前を僕は知る 感想

発売日:2010年11月25日
価格:通常版6,800円(税抜),限定版8,800円(税抜)
ジャンル:女性向けAVG

戦争なんてしょせん
恋のエッセンスに過ぎず。

宇宙世紀0079年、公国・連合・枢軸の三つ巴戦争状態の世界で
枢軸に住む主人公は突如MSの襲撃に巻き込まれイケメンに拉致られる。
戦争とは無縁の生活から人生一変、軍隊に監禁っぽい居候生活開始。
そこで己が最終兵器・スーパーコーディネーターだったことを知りつつ
軍事クイズに答えたり、イケメンと談笑したり、
そうこうしているうちにエンディングを迎えるゲーム。

戦争なんて重いテーマを扱ってるくせに
内容が薄っぺらなせいで苛々することもしばしば。
主人公が最終兵器っぽい設定なのにほぼ活かされないままだったり
『戦争している人が正しい』みたいなニュアンスを
攻略対象も主張していて、結局実力行使で戦争は終結したり、
決定的に好きになれないのは主人公の行動力の低さ。
「戦争なんて嫌!」と主張しながら特に行動を起こすわけでもなく。
周りから褒められることと言えば“笑顔が素敵”。
笑った顔だけで恋愛フラグが立つなら
世の中に合コンは必要ないんですよ。

重いテーマ扱ったぶん内容がしょぼいと
ただのクソゲーよりも腹が立つな…。



発売を遅らせた割りに出来は中途半端。
主人公の訓練によって上げられるステータスとか
適当で十分なクリア要素を満たした位置付けだったし。
女の子は可愛いしイラストはキレイですが
いつものオトメイト作品の半分くらいシナリオが短く
エンディング分岐も単純。しかもどのキャラも共通。
D3のシンプルシリーズとかベスト程度の金額ならそこそこ妥当だけど
この程度のゲームに定価7千円も取るアイディアファクトリーは鬼畜。
ムービーとか主題歌に力を注ぐのもいいけど、
要所であるシナリオをもうちょっとしっかりさせろい(゚Д゚)





 ■キャラ考察■

【カズト・ブラッドレー】

一人前の兵士になる覚悟も能力もないまま
軍人になって無茶する一番巻き込まれ人生で気の毒な人。
不幸な出来事の7割くらいマックスのせい。
アムロだってニュータイプだったし
シンジくんだって最強の人造人間の操縦者だったり
何かしらの特異性があったのにメイン攻略対象にあるまじき凡人設定w
バッドエンドの不幸が滲み出た感じはある種彼の人生の集大成。



【ユウキ・ベレスフォード】

水島大宙は少年と青年の使い分けに萌えます。
カズトに次いで気の毒な人。
連合の名に相応しき扱いを受けてます。
最期は湖の底で永眠じゃなくて良かったですね。
ところでユウキの成長前と後での立ち絵の違いが分かりません。
モブキャラのオペレーターもよく見ないと男女の違いもよく分からなかったし。



【マクシミリアン・スパーヴィア】

個別ルートに入ってからのマックスは別人。
この人が一番主人公の笑顔に篭絡されてます。
ヤンデレ可愛いよヤンデレ。
台所女に弱い大将に萌える…(;´Д`)ハァハァ



【キース・ヴィディエ】

実は既に病んでる人。
この世界の人は家庭不和だと将来軍人に走るようです。
ビジュアルは一番の好みなのに
シナリオでの萌え所が少なく物足りなかったな。
それからせっかくのプレゼントなのに包装して貰わない熊が不憫でした。
戦時中で物資不足を懸念して遠慮したのかな。



【ボリス・アダモフ】

他の国の連中の戦う理由が納得いかないなか、
ボリスの信念は素直に尊敬できるものでした。
周りが楽をしていて自分が苦労していると
嫉妬するし、羨ましくもなり、腹も立つもんです。
他人のために命懸けとか普通出来ませんて。



【ジョーカー】

謎の人って設定だとたいてい物語の真相も解けるもんですが
さすが出来が中途半端なゲームは違います。
ほとんどの設定を丸投げ、そして放置の個別ルート。
こんな雑な扱いを受けた真打っぽい攻略対象見た事ないや。
結局拉致後の人体実験とか監禁とかRAN-DIMとか何だったんだよ!
ブランド:オトメイト
[2011.01.26]
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