PS2/Panic Palette 感想

発売日:2007年5月31日
価格:通常版6,800円(税抜),限定版7,800円(税抜)
ジャンル:学園恋愛AVG(ほんのりギャグ風味)

TAKUYOでお馴染みの南青瀬・天鳳高校が舞台、第2弾。
リトルエイドから大体4ヶ月後。
リトルエイドの主人公・あかりさんはプレイヤーが気の毒に思うくらい
恋愛フラグをお預けされた子でしたが
今回のヒロイン・亜貴様は魔性の女なモテ女子。
ユーザーからの指摘なのか、制作側の反省なのか、
あまりに相対的過ぎてなんだか笑えてきます。
同じ女の子なのに、神は何と不公平なことかwww


ゲームシステムとしてキャラの台詞からの回収作業があるため
2周目でも気軽にスキップが出来ないため気を使います。
どこぞのゾンビなドブさらいゲーほどではないにしろ、
ちょっと小面倒なシステムなので早めに慣れてしまうか、
早急にお助けアイテムの入手が必須。



シナリオはTAKUYOさんらしく笑いのセンスが絶品で、
リトルエイドでも大活躍の3バカも先輩として登場し
彼らを見るためだけでも十分価値のあるゲームでございました。
しかし、キャラルート後ではそれまで鋭いツッコミスキルを誇った亜貴様が
途端に恋愛にチキンなストレスキャラとなるため
亜貴様が高校デビュー間もないお子様であることを念頭に置き
温かい気持ちで入学早々彼氏のゲットを応援しましょう。


ところで前回登場した匣くんに一体何があった。
悪い想像するからきちんと説明していけ。





 ■キャラ考察■

【黄朽 葉宰】

リーディEDというよりルカED。
それくらいルカさんが絡んでいて、作中一番辛いルートかと思います。
ルカさん大好きな自分には踏み絵よりも辛かった。優柔不断、イクナイ。



【真朱 柑】

べったべたな高校教師展開で逆に度肝を抜かれました。
ファンタジー要素のおかげで個性こそあれど、
もう少し捻りのある展開が欲しかったかな。オチが読めたし。
先生はいい男だけどダメな大人です。



【烏羽 一徒】

リーディルートとは違った味でこちらも辛いルート。
15歳の恋愛って手間がかかるんだな…。
もう腐った大人な自分には遠い世界の出来事ですよ(´・ω・`)



【白原 尋也】

なんといいますか、狼少年…因果応報…そんな感じ。
チキンな亜貴様とよくもまぁ幸せEDを掴めたというか…。
そんなことはさて置き、乃凪先輩が卒業するまで残り1年。
どこかで二人の様子が書かれた日誌でも登場しないかなー。



【内沼 葛】

まさか気の毒ヒロインからこんなところで報復があるとは思わなんだw
あのヌイくんが葛ちゃん呼びで慕われる、萌え様子が見られて眼福です。
そして報復も黒い三連星なガイア並みにキレイな踏み台へと昇華。南無。



【乃凪 範尚】

好きです。例え先輩のルートがヌイくんからの分岐したついでシナリオでも
パニパレで一番大好きです。風呂の件は最高でした。
このゲームが全年齢じゃなければアレな様子も見られたかもしれないのに…。
だからルカさん、もう一回だ!



【???】

良い声なのは認める。けどいつの間にフラグが立ったし。
説得力に欠ける超展開で自分はちょっとイマイチ。
イケメンだけど、いきなり恋愛へ発展されても微妙かな。
どうせならもっとしっかり描いてほしかった。
ブランド:TAKUYO
[2013.03.18]
話題のFXをマスター