DS/真・翡翠の雫 緋色の欠片2 DS 感想

発売日:2011年6月16日
価格:通常版4,800円(税抜),限定版6,800円(税抜)
ジャンル:女性向け恋愛AVG

PS2でリメイク版が出た時にプレイ済みだけど、今回DS版では新規書き下ろしシナリオ「桃花祭」目当てにDS版をプレイしてみた。

本編は久しぶりにプレイしたこともあり、やっぱり好きなゲームだから楽しめるんだけれど、分岐ルート後の攻略対象の問題点指摘・解決→総力戦→ラブラブ天〇拳→エンディングとテンプレになっていて、更に総力戦部分がせっかくの終盤なのにどのルートも大体同じ展開なので3人目くらいからプレイヤーとしての気持ちの盛り上がりが欠けていくため、人に薦めるには何とも太鼓判は押しにくい。


肝心の桃花祭も本編の各ルートのそれぞれの事情を踏まえた上で幸せになった二人のその後を期待していたから、実際は本編には存在しない大団円後の好感度MAXからの恋人未満から恋人以上になるためのお話になっていたので自分が読みたかったアフターストーリーじゃなくてガッカリ。
多分FDでの特典新規シナリオだったらアナザーシナリオとして大歓迎のものだったんだけれども、本編で丁寧に二人が距離を徐々に縮めて困難に向かって打ち勝つ話を読んだ後なのに、数回のストーキング選択肢を選んだ程度で恋仲になられても何ていうか、二人応援したい気持ちとか祝福する気持ちとか断然違うというか。

もう一つの追加要素「ミニゲーム・魂鎮めの詞」はキャラ萌えしている人、押しの声優がいる人なら糖分摂取出来るセリフが聞けるので楽しめるかと。


DS全盛期の時の対抗馬がPSPで、ぶっちゃけPSPの方が映像・音声の質が良く、住み分けとして恋愛AVGはDSに向いていないからゲームシステムの出来が良いなどのメリットがない限りDSでプレイする価値は低い。だから今回のDS版での追加要素の新規シナリオ「桃花祭」が読みたい人かキャラ・中の人押しじゃないならPS2版を推奨。
あとソフト初期化がないので中古で買うと前所持者のデータが強制的残っているので元カノ(全所持者)の好みのタイプが把握頂けます。初カノ気分で楽しみたい人は新品を購入しましょう。
ブランド:オトメイト
[2019.08.08]
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