PS2/蒼黒の楔 緋色の欠片3 感想

発売日:2008年8月7日
価格:通常版6,800円(税抜),限定版8,800円(税抜)
ジャンル:女性向け恋愛AVG

シリーズ1作目が好評すぎて
主人公を変更した2作目が微妙な評価に終わり、
今回の3作目では主人公・攻略対象を1作目の人物を再び投下。
しかし絵師はカズキヨネ氏からいけ氏に変更。
シナリオボリュームもかなり下がっていて
今後のシリーズ展開が心配になってくる出来でございました。

そもそも1作目の完成度が高いので
続編を出すとそれを超えるクオリティを出すのが難儀だし、
新たなストーリーを出せば出すほど設定に矛盾が生じて無理が来るし。
けどやっぱり珠紀のお話が見てみたいと思うのは
ファンとして致し方ないことで。
今後の緋色シリーズがひたすら心配だ…。



シナリオは共通ルートが多く、全体もそんなに長くないので
集中してプレイするとすぐに終わってしまう勿体無さ。
スチルも1キャラに対して多くないけれど、
攻略対象が6人に新キャラ2人を追加して全員で8人、まぁ多めです。
1作目から約1年後ってこともあり
前に登場していたキャラの成長が伺えて古参ファンには嬉しいところ。

今回新システムとして導入された「映し鏡」システムで
ショートストーリーが拝めますが、本編よりもこちらが面白かった。
自分はこんなんをもっと見たいんだ。
そしてスタッフさま、頼むから美鶴ちゃんにも愛の手をっ。
悲恋エンドも大事ですが美鶴ちゃんとの友愛エンドもあったっていいじゃない。
彼女の珠紀ラヴ度が守護者たちと対等かそれ以上になってるし。
「ウィル・オ・ウィプス」のエミリー並みに
珠紀至上な美鶴ちゃん萌える(*´д`*)ハァハァ





 ■キャラ考察■

【鬼崎 拓磨】

鬼崎くんのツンデレ度が王道レベルに近づいてます。
しかも甘党のM、一年前の彼からは考えられないくらい
親近感あるキャラに成長してますね。
そしてこの一年、珠紀に対術を教えたおいしい人。
そのショートストーリーが公式でも非公式でもいいから激しく読みたいです。



【鴉取 真弘】

中の人ご本人から「浪人・モテない男要素」と認識されている真弘先輩w
けど緋色シリーズで一番人気キャラw 真弘先輩サイコー。
他のキャラが雰囲気変わっている中、
先輩だけは変わりなくてとてもホッとしました(゚∀゚)
真弘先輩にはこのまま変わらず永遠の低身長でいて下さい。



【弧邑 祐一】

新キャラとキャラが被っていて何気にピンチの祐一先輩。
まさか過去フラグが来るとは予想外でした。
しかも獣化とか…萌え死ぬかと思った(゚∀゚;)
祐一先輩が好きです、けどゲントウカももーっと好きです。



【犬戒 慎司】

妹に粘着した愛情を持たれていたこともある彼が嘘のように
妹が最大のライバル&相方となってた慎司くん。
先輩のあしらい方が上手くなったとかのレベルじゃないww
エンディングの役得での悲鳴はすごかった、
あんな声も出せるんですね>下和田氏。



【大蛇 卓】

一人だけ後味悪いエンディングでもにょります。
大蛇さん自体は一切悪くないので
大蛇さんファンには小さな災難なラストでした。
それから大蛇さん、授業参観とか似合いすぎ。



【狗谷 遼】

1作目での家庭環境設定とは違和感を感じるシナリオで
ワイルドさも下がっていてワンコの持っていた良い所が半減していて
納得のいかないルートでした。鬼崎くんとのやり取りは楽しいけどなぁ。
仲間に馴染んできた分、一匹狼からいじられキャラに。



【ケテル】

生まれたての優秀な美青年を誑しこんだ結果、
最後は綾波レイになってました。
続編では3人目とか出てきたりするんですね分かります。



【凛】

他ルートでは一切関わっていないようで
「蒼黒の楔」でメインとなる攻略対象。
しっかし中の人は声高いね。女の人かと思ったら男の人なのね。
何となく分かっていたけど凛役では高すぎて
うっかり疑ってかかっちゃいました。ぎおたんは男の子に聞こえたのになぁ。
ブランド:オトメイト
[2009.10.01]