PSP/蒼黒の楔 緋色の欠片3 明日への扉 感想

発売日:2012年5月31日
価格:通常版5,800円(税抜),限定版7,800円(税抜),ツインパック8,800円(税抜)
ジャンル:女性向け恋愛AVG

絵師担当がヨネからいけさんに代わり、
初代のシナリオライターだった西村悠さんが外れ、
エンディングのスタッフロールでシナリオの項目が“脚本”となっていて
初代緋色の原型瓦解。
PS2「蒼黒の楔」をプレイした時に思った通り、
新たにゲームを出すごとにクオリティが下がっております。
自分は初代緋色の文章は荒削りだけど勢いがあって、
仲間同士の仲睦まじい描写が好きなんですが
世間様を見てみると、「翡翠の雫」の昼ドラ展開で批判され、
「蒼黒の楔」は後付設定で斜めを走っていき、
「ヒイロノカケラ」は半ばなかったことにされそうな雰囲気。
発売予定の「緋色4 白華の檻」はゲントウカが活躍する過去だそうで。
新作を出す度に後付設定でもやもやさせる緋色シリーズ。
今後どこに向かっていくつもりなんでしょ……。



今回「明日への扉」はご存じ「蒼黒の楔FD」。
「蒼黒の楔」での鏡事件がまるっと解決した態でのアフターストーリー
「みんなの卒業式」1本、
各キャラエンド後のアフターストーリー「あなたの卒業式」計8本、
「あなたの卒業式」をクリア後読める小話「映し鏡」計8本、
何故か祐一先輩が出てこないおまけ小話「おまけの欠片」3本、
自分好みに背景・表情・ボイスを設定出来る「シチュエーションボイス」、
攻略キャラごとにフルコンプのご褒美スチルを用意など、
一見豪華そうに見えますが全体的に短編・小話程度の長さで
大きな事件も卒業式くらいしかなくて薄味。
スチル数もそれなりに用意されているのに
自分にはボリュームがないと言われた「あの空の下で」よりも劣る出来。
剣、鏡、と立て続けに2件も世界の危機が埋まっていた季封村のHPはすでに0。
もうネタなんかないですよね、分かります。
拓磨と真弘先輩なんてタイヤキと焼きそばパンの話ばかりしてたしw
せっかくアニメ化もしているのに
ご新規さんを取り込むにはちっとインパクトに欠けるし、
古参ファンもどこに期待すればいいのか分からない出来だったな…。



ところで今回も美鶴ちゃんと玉依姫様との
熱い夜イベントは無しですかそうですか。
それどころか美鶴ちゃんの百合度数まで低下して
自分はもうどこに希望を持てばいいのか分からないよ(´・ω・`)





 ■キャラ考察■

【鬼崎 拓磨】

専用ケースですか。タッパーですか?
気付けばヘタレが定着してますね。
しかし藤田さん効果なのか、一人優遇されたEDだと思います。
幸せそうで何より。



【鴉取 真弘】

浪川さんの演技を聞いて、真弘先輩は岡野さんしか出来ないんだなぁと実感。
周囲に散々振り回される真弘先輩は見ていて楽しゅうございました。
もし結婚したらどんな風に生活するんだろう。



【弧邑 祐一】

あざーす。
初期の頃の冷たく優しさに溢れた話し方がこの2年でここまで変化するとは。
祐一先輩ルートはおーちゃんの出番が多くてそこが一番のお気に入り場面。



【犬戒 慎司】

妹と最強タッグを組んだ話が好きなんですが妹が落ち着いてきたせいで、
二人が会話してもただの兄妹トークに。
“お義姉さん”で浮かれる美鶴ちゃんが見所。



【大蛇 卓】

添い寝とか同棲とか甘めの話だったはずなのに
おっさん発言しか思い出せないwww



【狗谷 遼】

卓さんと同様、色々頑張っていたはずなのに
おっさん発言しか思い出せない○| ̄|_



【ケテル】

季封村に住んでいないせいで一番影が薄い人へ。
祐一先輩とキャラ被りしているし、次回作ではリストラされてそうだ。
ケテルファンの人は人気投票の投票、
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【凛】

神様なので今後も貴重な戦力としてカウントされそうですね。
次回作では成長した凛くんの登場ですか、中の人も変わるのかしら。
ブランド:オトメイト
[2012.06.04]
お笑いコンビ