PS2/ワンド オブ フォーチュン 感想

発売日:2009年6月25日
価格:通常版6,800円(税抜),限定版8,800円(税抜)
ジャンル:恋と魔法の学園AVG

AVGじゃなくてSLGじゃないか?
公式サイトには“恋と魔法の学園AVG”って書いてあったのに。
一回クリアーするまでほぼ8割内容がSLGじゃまいか。
プレイしていると何だかあのきらめき高校生活をを思い出すんだもんよ…(´・ω・)


どのキャラも魅力的でシナリオも笑いありシリアス有り
甘さと辛さ有りの充実した作品でございました。
ただ、システムがちと重くてプレイするのにもったりしていて
通常のSLG以上にプレイするのに疲れてしまいました。
スチルとかイベント・アイテム回収を全部集めるのは骨が折れました。
ステータス上げの部分での画面の説明が説明書に欠けていたのも難点。
それにバグも目立つし。
プレイするのに然程支障はないけれど
せっかく収集した嘘つきカードが消えたのには流石に凹む○| ̄|_


けどそれを上回るくらい老若男女すべてのキャラが可愛いんだ。
そして声優さんも豪華。みなさんいい仕事してます。
イラストも美麗でどのスチルも美しいです。
何よりも主人公がめさめさ可愛い(´∀`)
良い子だし、包容力も高いし、嫌味さもないし、
容姿は言うまでもなく可愛い。
どのルートもそれなりにまとまっているけど
続編も十分可能な終わり方なので売れ行きによっては二作目も在り得るかも。
その際にはSLGじゃなくてAVGでお願いします。





 ■キャラ考察■

【ユリウス】

ユリウスは作中2・3位を争う甘さを持つルートの持ち主なんですが
正直他のキャラが濃ゆすぎて印象に若干の陰りをもつ人物です。
1番目に攻略したせいか、4番目に攻略した王子のせいか、
せっかくのユリウスルートの良さがあまり思い出せない○| ̄|_
ラストは最強にラブラブで良い学生カップルエンドでした。
唯一ライバル(シンシア)がいる人物なのに
ライバルがライバルですらない立ち位置でいてくれるので
気兼ねなく攻略できます。
エンディング後のユリウス親衛隊はどうなったんでしょうかね。



【ノエル】

最近友人から「ときメモGS2」の話を聞かされていたこともあり
かなり自分の持つメッティイメージと被るノエルくんであります。
ユリウスへのライバル視はともかく、
挙動不審なところは自分の持つメッティイメージそのもの。
むしろ途中からメッティ因子持っているんじゃないかと疑いました。
その因子が声によるものなら疑惑も正解ですが(^_^;)

見栄っ張りで格好よく見せたい姿なんか正に10代の男子そのもので
包容力を持たないお嬢さん方には面倒極まりないノエルくん。
いや、自分は好きですよ。ノエルくん。
浅瀬で溺れてるみたいで可愛いじゃないか、ノエルくん。



【ビラール】

キング・オブ・プリンス。まさに王者の風格w
作中で一番の甘さを誇る異国の王子様。
王子萌え以上の萌えをお届けしてくれました。
身も心も王子の思うがままwこれぞ王者の風格。
癒されたい方はビラールのためにプレイしても損はありません。



【ラギ】

女の子と接触するとドラゴン化するとか萌える。
ドラゴン化とかどんだけ自分のツボを心得てるんだよラギ(;´Д`)ハァハァ
彼は自分にとって一番の萌えどころを抑えております。
思春期男児らしさを持っていて学生時代の青春模様で爽やかです。
火トカゲ姿で女の子の胸位置に収まるシチュエーションとかオイシイよラギさん。



【アルバロ】

なんというドSプレイwww
終盤でそれまでの萌える過程をすべて覆す演出は
まさに乙女にとって賛否両論。
初期から無闇に主人公への好感が高いキャラは
後半にとんでもない苦労が待っていることを証明する典型的例であります。
自分としては手綱を握った感でそれはそれでいいw
抗体なしでプレイすると毒薬…じゃなくて煮え湯飲まされ感満載です。



【エスト】

最年少でツンデレ。ツンデレというよりクーデレ?
正直全キャラ中一番重いシナリオだったので
アルバロよりも精神ダメージが大きいシナリオだったと思います。
しかも根本は解決してないし。どうすんだろ、あれ。
根本の解決はしていないけれど、それなりに納得のいくエンディングだったのは
主人公であるルルがいい働きをしていたからなので
エストだけでなくルルにも好感を持てる良質なシナリオでした。
本当に良い子ですね、ルルは。



【エルバート先生】

メイン攻略対象がみんな濃ゆすぎて先生の温かさには
ほっこりさせてもらいました。
しかし乙女げ界でのメインじゃない攻略出来る先生ってのは
どうして通常より萌え度高いのにイベント数が少ないのか。
エンディングの先生がとても可愛かったので我慢しますさ…。
ブランド:オトメイト
[2009.07.10]