PSP/Will o' wisp(ウィル・オ・ウィスプ) Portable 感想

発売日:2009年3月26日
価格:通常版4,800円(税抜),限定版6,800円(税抜)
ジャンル:女性向け恋愛AVG

全てのコンテンツが
3周目で飽きる。

DS版から約10年振りに遊んでみたけれど、話が本編もFDも新規追加シナリオの「人騒がせな贈り物」も全部金太郎飴、新規追加のミニゲームもOFFに出来ない音声が邪魔になって3人目当たりで苛々する。これ以上遊んだら私、攻略対象のこと嫌いになるよ、と某名言のようなことを考えつつフルコンプ目指していました。

薄葉カゲローさんの画風が相性の良さもあってビスクドールの美しさが際立ち、love solfegeさんのゴシックな音楽もマッチしていて、絵も音楽も素材は最高。
そこにシナリオだけが金太郎飴なせいで足を引っ張っていて、ここが完璧ならもっと評価される乙女ゲだっただろうのに。本編の奇跡で片付くハッピーエンドスイッチや、FDの異種族問題が一晩で解決されるご都合仕様、特別な力はないはずなのに性転換した人形、乙女の欲求を満たすためならば理すら捻じ曲げるとか怖いよ。なんか中高生喪女が書いた妄想話みたいで痛々しいよ。
本当、絵と音楽のおかげで商業作品としてのクオリティ維持していると思う。

DS版を遊んだ時の自分の感想を見てみたら結構楽しんでいたみたいだけれど、あれから様々なゲームも増えた昨今、長く愛されるための足りない部分が際立って見えてしまって当時のように楽しめなかったことが一番残念(´・ω・)
これもう一度遊びたいって思う日は来るのかな。10年後、PSP・DS版以降でリメイクが出ていたらその時はまた考えが変わっているかもな。
ブランド:オトメイト
[2019.07.30]