PS2/Yo-Jin-Bo〜運命のフロイデ〜 感想

発売日:2006年10月26日
価格:6,800円(税抜)
ジャンル:乙女系恋愛AVG

PC版はプレイ済みで、今回約10年振りにプレイしてみたらあの頃よりも寒いギャグを許容出来ている自分がいて驚き。相変わらず人を選ぶシナリオだとは思うけれど、主人公からモブに至る全キャラクターに個性があるので嫌いになれない良作だと思う。ただ共通シナリオ部分が多めで1、2日あればフルコンプ出来る容量しかないから長く楽しめず何とも勿体ない。

PS2版では忍者とラスボスの2名が新たに攻略対象に追加。
多分PCプレイ済みの乙女には嬉しい要素だろうけれど、どちらもメインルートに入る所がシナリオの後半からなので、それまでに他の男の好感度を上げていたら姫様が尻軽に見える悲しみ付き。個人の好みは別としてどちらもなかなか予想外のエンディングで「ふぁ!?」っとなった。ラスボスの超展開も想定外だし、忍者もラストで目玉飛び出た。流石にキュン死により笑い死にを狙ったシナリオは一味も二味も違うな。

シナリオは人を選び、絵はスチルで当たり外れはあるものの適度な量が用意されていて、設定画面ではメッセージ速度・BGM・効果音・音声が5段階で選択可能。クイックセーブ・ロードも完備されて最低限欲しい要素は揃っているのでプレイ環境は万全に整えられたかと思いきや、今回の移植でシステム面にまさかのバグ搭載。6人目の攻略途中で音声と一部効果音が出なくなり、スキップ機能も使えなくなり、その後初めからプレイしても修復されない事態発生。せっかく攻略対象も追加してPCで遊べないユーザーに手に取って貰える機会だったのに何とも惜しい失態。 自分は全キャラ攻略後のスチル取りこぼしを拾うため周回している時にこのバグに遭遇したからスキップ機能が使えなくて辛かった。当時発売日も延期して売り出したらしいからシステム面の開発に難航したんかな。
ブランド:TWOFIVE
[2020.10.09]