PC/越えざるは紅い花 感想

発売日:2012年9月7日
価格:6,500円(税抜)
ジャンル:女性向けAVG

「Diary」「NOISE」で高いシナリオ完成度と拘りのキャラ作成を見せたOperettaさんのX指定乙ゲ第1弾。(分家)

不治の病「腐死」により女性が激減した東南アジア風世界が舞台。公式などにあるゲーム紹介文のあらすじは本当冒頭で、その後の展開が壮大で筋立てもしっかりしていて読み応え抜群。各攻略キャラとの距離の縮まり方も丁寧でキャラによっては18禁場面も多め。シナリオ分岐によるBADエンドやサブキャラルートなども充実。おまけ機能にエンドリストが完備されているので取りこぼしの心配がない親切設計。

キャラ作りもメインだけでなくモブキャラまで印象に残る個性を発揮。共通ルートでは騙されたままサラッと流されたままだったモブがあるルートでは救済されていたり、めちゃめちゃ良い人力を発揮したままモブのまま朽ちていく門番とか、誰も彼もが輝かしく活き活きしていてエンドリストをフルコンプするまでがっつり飽きずに楽しめました。
攻略対象はショタからオッサン(35歳)と驚きの幅広さ。年の差が苦手な人も上記の理由であまり忌避することなく攻略出来るかと。
ヒロインも強くて美人、人のために懸命に働きかけ、恋愛脳に陥らず初志貫徹、声付きなので和姦も凌辱もナイスな演技力で喘いでくれます。初期名前設定だと他のキャラから名前呼びをしてくれるので、個人的に主人公は声有り・デフォ名呼びが好きな自分としては嬉しいシステム搭載。


ウィークポイントは攻略対象にヤンデレ素質持ちが多いので、ヤンデレ要素が苦手な人は「うへぇ…」となること。キャラデザが個性的なので好みが分かれそうなこと。嗜好が物を言うラインなので、この2点を踏破出来るなら是非お薦めしたい良作。
あ、あとスキップ機能が遅いので修正パッチとかで改善してくれないかな>公式さん。
ブランド:Operetta Due
[2017.06.08]
ファンデーションの歴史