世間のお嬢様方には鬱ゲーと評判だそうですが、こんなの序の口。
真の鬱ゲーとは
ハッピーエンドにすら
心に消えない
爪あとを残してきます。
バッドエンドが多いゲームだけど、ハッピーエンドは幸せいっぱいなので
鬱ゲが苦手な方、初心者にもオススメの一品です。
久しぶりに読み応えのあるシナリオで、
それだけで星3つあげたくなる作品でした。
シナリオボリュームにスチル数が追いついていないのが残念だけど
登場人物はみんな個性的。
しかも攻略対象たちは少し病み気味とか何とも自分好み。
引き篭もりが勇気を出して世間に羽ばたいたのに
出会った先が病持ちとか、きっと人生最大のトラップw
一番のお気に入りは主人公の女友達・白木琴子嬢。
自分にとって、乙女ゲの女友達キャラベスト3に入る素敵っぷり。
夢とはいえ、甘い一時をご一緒できるご褒美付き。
乙女だけでなく、変態野郎ゲーマーも彼女のためにこのゲームをプレイすべき。
あ、攻略対象ですが、
この中に二人、前世持ちがいます。
性欲旺盛なスプーンに姉ちゃん大好き義弟。
ヤツラの前世は幼馴染ピアニストと魔法使い学校主席のアレに違いない。
ところで個別ルート後に出現するゲームシステムの黒と金の鍵。
これについての説明が説明書にないとか
プレイヤーの想像に委任し過ぎたろww そういや奏の引き篭もり原因も詳しくは語っていなかったような…。
こっちは普通に見落としてそうなんで責められないけれど、
システムに関してはせめて触りだけでもいいから
簡単に書いてください>スタッフ。
■キャラ考察■
【園村 郁人】
声まで同じの可愛い魔女学校主席な前世持ち一号。
同設定とはいえ、どちらの作品も個性的に描いているため
キャラ被りを感じずに素直に郁人という人物を楽しむ事が出来ました。
この辺はライターの腕が良かったのとキャストの腕のおかげかと。
どのルートでも献身的で、“吊るされた男”は彼のためにあるカード。
姉ちゃんが他の人の嫁にいったら生涯独身でいそうだ…。
ところで見落としただけかもしれないけれど、奏と何故に苗字が違うんだろ。
引き篭もり原因同様、こっちも説明しているであろうイベントを
見落としてるだけかしら。
【蓮井 智臣】
攻略難易度が一番高かったような気がします。
何度やっても行方を眩ませられていまい、
もし債務者と債権者の関係だったら泣いています。
シナリオでキャラクター名が表示される所で
色々な称号を頂いた人をこの人以上に走りません。
何気に一番症状が重く、相思相愛後もリハビリが必要な病みキャラ。
早く社会復帰が出来るといいですね>蓮井さん。
【須藤 透央】
声まで同じ、相思相愛後の精力は伊達じゃない!
幼馴染ピアニストな前世持ち二号。
普通の男子高校生だったのに奏の魔性で立派な
中毒者へと暗黒進化。
郁人同様、こちらもキャラ被りを感じさせないのは
一重にライターとキャストの腕が素晴らしかったからではないかと。
透央ルートでの弟は磨きをかけて献身的。
メールを打つ姿はロンブーの淳並みの実力を発揮していそう。
【紺野 千紘】
眼鏡です。変態ですか?いいえ、病んでるだけ。
しかし美容師と違って根が素直だから社会復帰は早そうです。
公園のエロい写真が有効活用されている所が見所です。
1枚は先生の懐に、残り全ては義弟の懐に。
ネガは女友達の元に。
最後に笑うのはやっぱりあの人かwwww
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