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星の王女
〜宇宙意識に目覚めた義経〜
+18禁対応追加ディスク

義経が実は女だというオイシイ設定は
既に上田倫子の「リョウ」でやっているわけですが、
同じ系統でも美蕾さんの義経は歴史物というより
ファンタジー要素がより強め。
もうちょい歴史の流れを無視して作っても
良かったんじゃないかなーとは思います。
歴史上では勝ち戦だけど負けるとか、義経が天下取っちゃうとか。


歴史上の義経さんてのはすげー戦上手だけど、政治はからっきしで
次々に戦功を上げて人気者になって民衆の人気者になったけど
人気者故に兄ちゃんの頼朝が嫉妬してことに気付かず
第3勢力の朝廷(法皇)に言いように動かされて
歴史の舞台から追い出された悲劇の方。
後に同情から生き延びて国外にいるとか伝説がありますが、
その噂の内容って
『好きな二次作キャラが曖昧な表現で死亡して同人誌で生存話を立てる』
ヲタクの生き様と酷使しています。
つまり昔から日本人にはヲタクの性質があったってことですね、
分かります(・∀・)



始めてタイトルを見た時「宇宙意識」に思わず吹いたのは秘密です。
あと声優の皆さんが隠語のように別名で出演しておられますが、
さり気に名だたる方ばかりで特に乙女にとっては豪華です。

結局薄墨の正体が分からなかったり
義経の中の珠が“幻の銀水晶”にしか見えなくなったり
もやもやした部分がありますが、
システム面も整っているしCGも水準以上の量はあるし結構良作。
平安といい戦国といい幕末といい、
日本史はやっぱり萌えるなぁ。





 ■キャラ考察■

【武蔵坊 弁慶】

弁慶と言えば義経さんの筆頭家来なのに
この弁慶はたいそう空気であります。
いい人なんだけど、男でいい人って呼ばれるのは
男として終わっている証拠ってことですかね…。弁慶カワイソス(´・ω・`)

弁慶ルートはメインルートなりに自己主張しているけど
前世設定も喜三太よりも活かしてなくて
ひたすら地味な弁慶でした。
けどいい人なんだよ、仲間内の雰囲気良くしたりさ。



【佐藤 継信】

弁慶が空気となった原因の一つの人。
主の盾になる役回りを一番乗りで手に入れて
後半に存在の可哀想さはありますが
弁慶の"仁王立ち"という盾になるスキルを横取りした分仕方ないです。
しかしエンディング数が弁慶の半分なのに弁慶より際立ってるw
弁慶よりもオイシイ忠臣。



【佐藤 忠信】

弟キャラでこの声ってだけで自分の好意に値します。
つまり、好きってことさ(・∀・)
敬語で流暢な日本語なくせに毒舌、
なのに主人公には実は弱いとか。そういうの大事よね。
どうせなら狐エンドも見たかったな。
狐もいい設定していたのにあれだけで終わらせるのは勿体無い。



【喜三太】

弁慶から前世設定のオイシイところを持っていった人。
弁慶が空気となった原因の一つです。
しかも現世では幼なじみ属性まで持っていく始末。
そういや女装イベントでも弁慶を差し置いて立ち絵があったし。
喜三太、恐ろしい子Σ(=Д =;)



【伊勢三郎義盛】

名前をどれだけ変えても子安だけは一目瞭然。
軽い男の役をやらせたら本当に上手いです。
伊勢の命令と忠義の板ばさみで苦悩している場面に萌えます。
恋愛での障害となる人物が底知れない人とか
添い遂げるのにどんだけハードル高いんすか。
妹はいい子なのにな、保護者が強大すぎw



【源 頼朝】

鬼畜な兄ちゃん。兄様が温和で優しいのに対し、
大抵のルートで殺しにかかってくる
頼朝兄ちゃんはたいそう鬼畜です。
こんなツンデレ兄ちゃんですが、
たまに見せるデレでズキュンとやられます。
この人にときめく=DVの旦那に『けどあの人時々優しいから…』のように
だめんずウォーカーな気がしてちょっと自分が心配。



【金売り吉次】

シナリオは少ないながらも
戦乱の中にこういう温かい話って癒されます。
始めはただの道先案内人くらいの立ち位置だったのに
その他攻略対象とは路線の違った展開はさすが商人。
個人的には裏メインの喜三太より萌える人。



【後白河法皇】

兄ちゃんと同類項の鬼畜っぽい人。
Sというか犯罪者w偉い人は隠蔽出来るからね!
この人とのハッピー(?)エンドで
その後の関係がどういう風になったのか激しく気になります。
その後の生活態度、あまり改めてなさそうだな>法皇さま。



【遮那王(兄様)】

主人公に復讐と男装を決意させただけに
この人なくては語れない方。
兄様サイコーっす!シスコン・ブラコンどんとこいだぜ!
せっかくだからもっと義経家来ズと絡んだ場面が見たかったな。
ちうか忠臣な連中にとってこの人の存在はチートすぎるw
昔生き別れた恋人のような存在だし。最強すぎ。



ブランド:美蕾[2009.04.25]