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星の王女

モテ期と大殺界が
同時に訪れたヒロイン。

舞台は宝塚市桜塚市。
両親の死、兄ちゃんが倒れる、ヤクザに家の買収を迫られる、
とか人生での災難が一気に襲ってくる現状ですが、
弁護士先生や幼なじみ・兄ちゃんのそっくりさんや後輩などなど、
色んな人に好意を持たれる立場で、
相手は男に留まらず、男役の女優にライバルすら落とす魔性の女。
ライバルなんて途中で敗北を認めて
めさめさ優しいお姉さん化としますからね。
モテ期、恐ろしす。


システムにどうも90年代のパソゲーぽい感じがしますが、
バックログ機能も付いてるし目立つバグもないし
途中演出で桜の花びらが散るエフェクトがついてるし
難なく不可もなくだけどゲームとは十分なりたってます。
ただ花びらが散るエフェクトも90年代ちっくですが(^_^;)

ただ、シナリオのボリュームから比べて
選択肢の割合が多い気がします。
なので選択肢が嫌いな人がプレイするにはちと苦痛かも。
それから通常の恋愛ゲーによくある○月▼日の表記がなくて、
時間経過を文章で説明するので
物語の時間の流れが把握しづらかったかも


しかしシナリオはどのキャラも面白くて良い感じです。
特に一押しなのが望月蒼で病気ルートが超サイコー。
ベストエンドより病気ルートの方が自分好み。
蒼自体がかなり完成度の高い“白馬の王子様”を行ってるので
女の子なら蒼をキモいと思っても嫌いにはならないと思う。

あと残念なのはどのエンディングも何か中途半端で
ハッピーエンドだろうがバッドエンドだろうが
突きつけられたかのような終わり方をします。
折角の良いシナリオも終わり方がこれじゃ勿体無い…。

ところで吾妻木さんが作中一番のイイ男な蒼と
甲乙付けがたいくらいイイ女なんですが。
それに比べ古賀さんのバットエンドときたら… エグいよ古賀さん…(TдT)



ブランド:美蕾[2008.12.27]