美蕾さんのゲームといえば電波ゆんゆんが代名詞ですが、
それでも正常な日常に時折り電波が発信される程度だと思ってました。
「星の王女３」をやるまでは。
こいつすげーです。もはや常識人乙女には付いていくのが難解。
フルコンプ後には脳が上手く機能しない
後遺症を患います(´･ω･｀)
パッケージも豪華声優陣も全てにおいて騙された。
制作者の意図を理解するにはきっと同じくらい病まなくてはいけません。
主人公は１・２でも主人公を務めた立花未来ちゃん(名前変更可能)。
お話は２が終ってからさほど時間が経過していない時、
いきなり１人の行き倒れと２件の交通事故に遭遇、
その後、変質者に絡まれ超空間にワープ。そこで神認定されます。
超空間では死んだ義兄そっくりの神・アマテラスや
ダサいバイクに乗り回す神さま、巨体で暴れまわる神さまと
個性豊かな神さまが選り取りみどり。
せっかく合格した女子大生生活にあっさり忘れ、ここで生活を始めることに。
…ここまででプロローグって言うんだから
何とも破壊力があります(^_^;)
フルコンプを目指すなら14人のエンディングを目指さなくてはならず
もはや苦行と言えるかもしれません。
あ、あとプレイする上で公式サイトのゲーム紹介で
ある程度予備知識がないとあとで痛い目に。
パワースポットなる摩訶不思議なシステムが立ちはだかってますんで(^_^;)
スチルの多さは素直に感心しましたが、
中には『ビックリマンシールの光ってすらいない無能そうな悪魔シール』並みの
存在する事で誰得なんだ？と追求せずにいられないスチルや
絵心ある小学生にも劣りそうなスチルなど、
質の劣る物がしばしばございます。
唯一手放しで褒められるのは豪華声優陣。
今回も秀さん出演。
全台詞中３割くらい不敵な笑いで占められていそうですが
こんなところで再びお目にかかれて光栄です。
しかし秀さん、エロシーンは今回もなしですか…そうですか…(´･ω･｀)
ザウスと義兄もどきのエンディングを見るためには
12人のGOOD･BAD問わず全てのエンディングを見なければならないと
何とも鬼畜なゲームではございますが、
この電波に耐えられる強靭な精神の勇者には是非挑んで頂きたく。
そうでもしないと出演した声優陣に申し訳が立たんｗｗ
■キャラ考察■
【アマテラス】
「星の王女２」の時に思った事…。
『ある時は義理の兄、またある時は恋人、
しかしてその実態は、強力すぎる守護霊。』
それが未来ちゃんの義兄・立花和希。…だと思ってました。
しかしそれは誤り。
神じゃコウくんの勝ち目はありません。
いや、結局義兄本人かどうかよく分からなかったんだけど(^_^;)
義兄＝最高神って言われると納得せざるを得ないと申しますか。
きっと宇宙空間で性行為に及んだ人はこの人が初めて。
そんな斜め45度に走ったシナリオを書く乙女ゲ会社も美蕾が初めて。
【ツキヨミ】
何ゆえお耽美シーンをはっきり写さないのか
制作者は400字以上で弁明して頂きたい。
見たい、ツキヨミ神のお耽美シーンを嘗め回すように見たかった。
GOODエンドなのに悲恋ぽく見えるラストに賛否両論であろう一人目。
【ソサノオ】
偉い人がアホだと平民が苦労する図を
分かりやすく暴力と言う形で表現した神。
その後、改心までの道のりはなかなか痛々しく、
世間の無能な政治家も同じくらい苦労したらいいのに、と思ったり。
【スクナヒコナ】
ショタにしか見えず、攻略中は終始背徳感に見舞われます。
神だけど児童法を犯す犯罪者気分。
良い子だし聡明な少年にしか見えないから余計にイケナイ気分…○|￣|＿
【イフキドヌシ】
Ｓ気の強さに相手の心を折ってやりたくなることしばしば。
弁当を差し入れに持っていってあんなに怒られるとは。
神のクセに気遣いに欠ける連中が多すぎるぞ(ﾟДﾟ)
【カタマロ】
ぼんやりしすぎて覚えてない…。
田んぼでぼんやりしてたことは覚えてるんだ…。
エチシーンでは積極的だったことも覚えてるのに
それ以外が全く思い出せない。
【フツヌシ】
眼鏡のインテリ。パッケージからリストラされた気の毒な神。
そしていないことに気付かれてなさそうなことがより一層気の毒。
せっかくオコゼを投げるという重要な仕事をしたのにな…。
【タケミカツチ】
中の人、他の声優さんたちが裏の名前を使っているなかで、
何とも堂々と表の名前でお仕事を受ける潔さに感嘆。
主人公と二人の掛け合いは
まるで高校の同級生のようなやりとりは神に見えず。
妙なバイクのせいで格好よく見えないよタケミカツチ様！
片腕上げる様は一層ダサいよタケミカツチ様！！
【ハルナ】
GOODエンドなのに悲恋ぽく見えるラストに賛否両論であろう二人目。
ちうか神以外はGOODもBADに見える終わり方が多くて
彼ら目当てに買ったお人は報われません。
やり逃げ感もあるしさ！手を出したなら責任取ろうぜ！
【イツナ】
うっかりラストの選択肢を誤ると手のひら返したオチが待っていて
それまでの明るいノリが一気に凹むものに。
タケミカツチルートでの宗教信者かのようなスチルは一笑ものでした。
おかげさまで数あるスチルの中でそのスチルが一番印象に残ってます。
【シラビト】
いつ寝首かいてくるか分かったもんじゃないシラビトさん。
選択肢は難解で、ただの悪人で終わるオチに
毒にも薬にもならないシナリオでした。
乙女として彼のどこに萌えれば良かったのかすら分からないや。
【イソラ】
美女と野獣でハッピーエンドは健やかなお話でございます。
途中から電波が強くならなければっ！
一体どこからが夢なんだ。教えてエライ人○|￣|＿
【キク】
ある種夢オチ。ハタレはこんなんばかりか！(^_^;)
やり逃げで自己満足に浸るキクさん、良い所は顔だけです。
不幸自慢がとても似合う人。
キャラとしては嫌いじゃないけど現実で身近にいたら嫌いだろうなぁ。
【ザウス】
エンディング後は隕石を落としにかかるんですね、分かってますよ。
取って付けたかのような専用ルートに微妙な気持ちではありますが
中の人のおかげでこのゲームを３割優しい気持ちでプレイできました。
ザウスがいないとお話は成り立たないけど、
専用ルートの必要性は肯定できないのが切ないです。
エロなしでもいいからもうちょい乙女要素があればなぁ。
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