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ラヴァーズ・コレクション

可もなく、不可もなく。
女性向けアパレルショップで働いていた主人公が
人手不足を理由に男性向けアパレルショップへ移動する事から始まる
飛び抜けた設定のない至って普通の働く大人を描いた18禁乙女ゲ。
社会人の主人公に社会人の攻略対象、
社会に出て働いた事がある方には色々痛感する出来事が起こりますが
宇宙人が攻めてくるわけでもなく、
突如どこぞの王子様に一目惚れされるわけでもなく、
最近の乙女ゲの中に置くと埋もれてしまいそうな程普通なので
評価が如何ともし難いものでございます。
お話が王道を行き過ぎて数人プレイしたら飽きてきたけれど、
バッドエンドの展開はどれも好みの堕ち方なんだよなぁ…。



絵は少女漫画のような繊細さで悪くはなかったものの、
男キャラの筋肉が薄くて18禁のスチルが頼りない肉体美だったり、
服の素材を表現できるほどの画力がなかったり、
立ち絵とスチルで同一人物なのに別人に見えたり、
ハヤトさんと村田さんが見分け出来なかったり、
シナリオとスチルで小さな食い違いがあったり、
所々気になる事があってシナリオ同様、如何ともし難く。

特にアパレルショップを舞台にしているのに
服の素材が分かりにくいのが致命傷なんですが、
プロの絵師でも服の素材を分かりやすく表現するのは難しいので
これが評価を下げる原因とするには自分としては微妙過ぎるライン。
エナメルとかファーとかは特徴有りすぎる素材だからまだ描き分け出来るけど
それ以外の布を着用時ではなく服単体で表現しきるのは
絵を描く側にとっての難易度の高さは異常だからなぁ…(-_-;)



選択肢は服をコーディネートする時以外比較的かんたん。
うっかり攻略制限のかかっているキャラに特攻し続けさえしなければ
サクッとプレイできるレベルでございました。
ただし、スチルフルコンプのためバッドエンドも見なければいけないので
バッドエンドの展開が苦手な人にはちと辛いかも。
自分は3人くらい攻略した時点で飽きてきたので
バッドエンドの展開も面白く堪能致しました。
どれも18禁ならではの展開でいい感じです。


ああ、そういえば大事なことを忘れていました。
優奈ちゃんの胸が
魅力的過ぎて
登場毎にガン見。

心の底から思った。触らせてくれないかと。
「クレプシドラ」以降活動が止まったリボンマジック様、
どうか3作目は優奈ちゃん主人公で18禁物出してくれないかしら…。





 ■キャラ考察■

【小林悟】

幼なじみ店長。ヤンデレの気質有り。
攻略制限がかかっているので要注意人物。
せっかくの幼なじみなのにもう少し昔話の回想とか見てみたかった。
高校時代とか初めての出会いとか
どれも数行で終わらせるには勿体無いイベントなのに。



【村田俊哉】

お隣の店の店長。空野ボイスらしく弄られキャラ。
一番面白かった所は公式サイトのインタビュー。
共通ルートで何故か一人だけイベントが足りない地味に不遇の人。
バッドエンドまでの選択肢とか終わり方とか散々振り回されて一番気の毒。
小林店長のヤンデレが垣間見えて自分は好きですが。



【柚月ハヤト】

売れっ子ホスト。とりあえず黒い服を薦めとけばオッケーの人。
ホストキャラは弄ばれる危険性からあんまり好きじゃないんですが
危険性は無用の心配な甘々ラブラブのハヤトさんでした。
猫がスチルで登場していたらもっと良かったのに。



【渡辺貴文】

バツイチ子持ちのエリートビジネスマン。
保育園児にしては発育のいいお嬢さんがいらっしゃいます。
莉美ちゃんマジ可愛え…(;´Д`)ハァハァ
バッドエンドは昔見た草g剛の某ドラマを思い出しました。
そういえばあのドラマの最終回、今だ見たことないなぁ。



【橋本虎太郎】

駆け出し劇団員。実態は年下フリーター。
攻略対象が年下の場合、
大人の包容力・母性本能で温かく手助けするパターンが多いけど
今回の年下は一緒になって子どもになる展開で予想外でした。
虎太郎ルートは一番の萌えキャラ・優奈ちゃんが辛い目に合うので
プレイしていて辛いルートでした。あんな怒らんでも…(´;ω;`)



【北村直樹】

謎の人。当然攻略制限有り。
キャラ紹介が謎で始まる人との玉の輿エンド率の高さを
どこかで統計とってくれないかしら。

人を食ったかのような人物なので好き嫌いが出そうなキャラ。
秘密主義が引っ張りすぎて自分はちと微妙。
他の攻略対象がそれなりに現実的ななか少し夢見な設定。
一番王道ストーリーでもありますが。
……総じてこの人も如何ともし難い評価だわ(´・ω・`)



ブランド:リボンマジック[2012.02.25]



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