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ツンデレ★S乙女
-sweet sweet sweet-

パッケージに凡ミスwww
先に言っておく、わざとだったらごめんなさい。

 DVDケースでの表裏デザインが逆になってます。

何か意図があるのか。何故 表裏逆にしたし。
プレイ前からツッコミ所を用意して下さるとは、さすが美蕾さんです!



プロローグでは高校生時代で本編から大学生、
主人公の設定やツンデレ率の高さ、
「ツンデレ★S乙女」の前に発売された「すみれの蕾」と
何か似通った物を感じますが、これはこれで面白かったです。
ただ、制作期間が短かったのか
全体のシナリオがいつもの美蕾さん作品に比べて少なかったり
難易度も低く、予想より早くコンプが出来ました。


主人公がツンとデレを使い分けて恋愛するシステムですが、
主人公だけでなく攻略対象もツンデレ度が高いので
システムよりもそっちのツンデレ具合のが気になりました。
唯一ツンデレ度が低い教授も
空野太陽ボイスのせいでつい裏があるんじゃないかと勘ぐったりとか。

そして絵師が今回美蕾での初仕事・チョコゆっけ氏。
雰囲気が「すみれ」のよしかず氏に似ているし
デッサンも悪くないので文句ございません。
不安なく見られる安定感って大事だよね。
ただ、美蕾さんはもっと絵師で個性出してもいいとは思う。
どの作品も絵師が異なっても絵の雰囲気は一緒だからちょっと味気ない。



18禁乙女ゲ会社としては老舗で、
コンシューマへの移植はせず、本社を関西に構え、
ひたすらゲーム制作に心血を注ぐ。
自分はそんな美蕾さんのことを
勝手に“乙女ゲ界のアリスソフト”と呼んでおります。
シナリオがベッタベタの展開なところも
絵師は変われどデッサンとエロに安定があって
自分は大好きなブランドの一つです。

普通大きくないゲーム会社(主にPC向け)だと制作チームがいくつも作れず、
何本も同時進行で制作が出来ないため、
会社全体で1本のゲーム制作に取り掛かっていることが多いです。
なのでファンディスクとはいえ、去年の12月に発売したばかりで
次の作品である「ツンデレ」の発売日が近かったから
絶対初期予定では間に合わないと思っておりました。
なのに、当初発売予定よりたった半月遅れただけで完成とか。
確かに「すみれ」に比べたら物足りなかったけれど、
状況から見てそれなりの物が出来上がっていたので
自分は好評価したい作品です。

あえて欲を言うなら。
ゴミ男・雨宮くんを
地獄の底に突き落とす
イベントが欲しかった。

女の子に酷いことして許されると思うな(゚Д゚)
雨宮くんをぐっずぐずのゴミにする選択肢があったら良かったのに。





 ■キャラ考察■

【乙坂 辰男】

田舎者モエの時代が来る…か…?
そんなキャイーンのウド鈴木と同じ出身地な辰男。
彼のどのシナリオよりも攻略後にプロローグで
追加登場するイベントの辰男が一番萌えました。
田舎者で都会に怯える山形県民モエー(´∀`)



【奈木 秀介】

空野太陽ボイスだからてっきり暗黒面をお持ちなのかと思ったけれど
終始純粋な教授で、本当疑ってごめんなさい。
何気にエンディング数が多い割りに
結構バッドエンドが多い不幸な人。
きっともうちょい黒さをお持ちだったら変わってた。



【鷺森 逸馬】

今回の最萌え・逸馬さん。
VSルートで報われないままだったのが唯一の気掛かりです。
いつもの美蕾さんだったら逸馬とのエンディングも
用意されているであろうに。
どのターンの逸馬を見ても一途なところがガチで好みです。
一途な恋愛をする男って格好良いなぁ。



【一條院 誉】

お坊っちゃんです。一人では間違いなく生きていけない人。
無人島に一人で漂着したら確実に死にますw
頼りないだめんずですが
おバカな子が大好きな人には大変オススメです。
嫌いじゃないけど…いおりちゃん、苦労しそうだなぁ。



【奈木 颯也】

変態です。神父は変態です。
「仁義なき乙女」でも同じ評価を下した人がいました。
が、ジャンルが異なる変態です。
やってることが同じでも意図的と天然では全く違うんですね。納得。
兄ちゃんは予想外に黒くなかったのに。
親の顔が見てみたい。



【森清 康太】
せっかく攻略対象に登場してもツンやデレの使い分け以前の人で、
攻略できるからって幸せとは限らないんだなぁ、と実感しました。
何このやっつけ具合。康太君かわいそう。
小悪魔要素がほとんど生かされてなかったしw
ポジションは『主人公の友人』で
攻略出来たのは本当におまけ。頑張れ康太。



ブランド:美蕾[2010.04.22]



ツンデレ★S乙女