PC/朱 -Aka- 感想

事が壮大に見えるゲーム。
その昔、ゲーム製作会社の入社面接での禁句。
面接官の「どんなゲームを作りたいですか?」という問いに
「映画みたいなゲームを作りたいです」と答えること。
『なら映画を作れよ』ってなるからだそうです。
それとは無関係なことですが
このゲームは映画を見ているような描写になっています。
特に音楽とCGの雰囲気作りはとても上手いね。
映画の雰囲気がまんま出ています。

けどシナリオは主人公達の取る行動が
ひたすら砂漠歩く・宿に泊まるの場面が多く
似たり寄ったりで余計に見える描写が多くて、
コレを削っていけばもうちょいコンパクトで読みやすかったかも。
けどそれだけの量があるからこそ
映画のような壮大さに見えていたから
製作側の映画のような作りっていうのは成功していると思います。
…ただ自分にはかなりシナリオが読むのが面倒だったけど。



ゲームスタイルが章ごとに展開し、
各章ごとに主人公・ヒロインが異なります。
そして章を順番に終えないと次へ進めない作り。
なので章ごとに異なる主人公で好きになれないヤツだったら
プレイするのがすげー億劫になります。
例によって自分も1章以外はメインキャラに好感が持てなくて
血反吐吐きながらプレイしてました。
途中で好感持てないやつが待ち伏せしているとかどんな罠ですか(´・ω・)


「銀色」の続編にあたる「朱-Aka-」ですが
前作を知らなくてもプレイは出来ますが
知っている人より内容が薄く感じます。



あとおまけモードに「みずいろ」のおまけシナリオが。
…明らかおまけとして間違ってると思うんだが。
自分「みずいろ」やってないし、
しかも「朱-Aka-」と「みずいろ」は世界観別みたいだし。
ブランド:ねこねこソフト
[2009.04.23]