“歌だけゲー”と歌に関しては評価の高いことで有名なクソゲー。
延期に次ぐ延期で当初発表した発売日より2年遅れて発売するも ほとんどのプレイヤーをがっかりさせるシナリオで ヒーローにも名作にもなれなかった残念なゲームでございます。 かくいう自分ももうここの会社のゲームは 発売日には買わないと誓いをたてるくらいガッカリ。 しかし主題歌は一部のギアス好きにはきっとご存知名曲「魂の慟哭」。 某カラオケにも入っていて片霧烈火嬢スキーに嬉しいところではあります。 何故にどの機種も烈火嬢の歌はあまり入っていないんだろ…(´・ω・`) まずインストール前に容量の確認が必要です。 5ギガ近く持っていかれます。 おかげさまでうちのハードディスクたんを半分近く占領されました。 普段そんな大容量のゲームをインストしたことないからさ、 狭い家に相撲取りを招待したかのような気分。 それからゲームプレイ前にパッチをしっかり当てておかないと 戦闘画面で難易度設定がないため 苦手な人はかなり痛い目に合わされます。 その他にもオプション部分が大量に欠けているので ここは早めにパッチを当ててゲーム難易度を少しでも下げておくべき。 クソゲーと言わしめた大部分の原因であるシナリオですが、 全10話のシナリオで、OPで始まり各話が来て EDで締めてのアニメ形式で展開していきます。 当然OP・EDはムービー仕様。演出はこだわってます。 けどEDのスタッフロールを見ていると 結構外注している会社が多くて 製作スタッフとして個別に上がっている名前は少なめ。 クソゲに成り得た原因がうっすらと見える気がします。 前半に主人公・将路くんは事件に巻き込まれ死にそうになったところを ヒロインに助けられはするけど代償として 人の体と日常の平穏を失うことになります。 その後日常を失う場面まで4話分かけて しつこく巻き込まれたことを後悔します。 それはもうウザイくらいに。 将路くんを巻き込んだ命の恩人・ヒロインの藍ちゃんへ 八つ当たりすることもしばしば。 …八つ当たり将路くん、マジでウゼえ(・∀・) 途中選択肢が全シナリオで合計10回とかなり少なめ。 しかも予想ではありますが選択肢を誤っても 行き着くところは全部同じところだと思います。 選択肢の存在意義はせいぜいCGの取りこぼすかどうかじゃないかと。 しかし選択肢よりも厄介なのは戦闘画面。 説明書読んだけどバトルシステムは結局終始理解できませんでした。 映像は絶品に動きがいいし必殺技も格好良いけど 自分は2・3回目の戦闘で飽きたので 後半怒涛の連続戦闘はかなりの面倒さで投げやりにプレイ。 物語が進むにつれHシーンも出てきますが このゲーム、Hシーンはない方が良かった気もします。 それから主人公の友人・坂本くんの恋愛事情を しつこく取り沙汰します。 この恋愛事情が後に重要な何かなのかと深読みするも、 クリアーしてみて「坂本氏ね(・∀・)」と思いました。 坂本よりも他のアーミットをクローズアップした方が見たかったのに。 ラストに進むにつれ展開は結構ヒーロー物の王道を歩いていますが 救いの無い『●●しエンド』で後味はよくありません。 ご都合主義な奇跡が起きてのハッピーエンドよりは良いけれど あちこちで言われているように 結局目的が分からないままの人物や 途中から本編に関わらないのに出番が無駄にあった主人公の親友とか 回収し切れていない伏線が目立ったのは残念なりません。 設定も小難しいけど何となく理解出来たのが7割くらいで この「LOST CHILD」と関連があるらしい UNKNOWNが出した「ABANDONER」の関連性が一番よく分からなかったり。 「LOST CHILD」の発売が遅れたせいで 余計に可哀想な作品だったなぁ>「ABANDONER」。 声優がかなり豪華です。 主人公の将路くん役は男性向け作品で思春期の少年の主人公をやると 必ず自分の鼻に付くキャラが多い村健こと鈴村健一氏。 ヒロインに未だに何て読むのか不明の生天目仁美女史。 さり気に「月姫」の主人公とメインヒロインコンビだったりします。 あと日頃格好良いキャラクターを多くこなしてはいるけれど どのキャラも男前には思い切れなかったグリリバ(緑川光)のキャラを 初めて格好良いと思いました。 今まではカッコ可愛いなグリリバだったのに 嵩さん格好いいよ、嵩さん(´∀`) BJのピノコに見えるこおろぎ声の幼女・恵との コンビで絡むところに激しく萌えた。 のですが、ラストでやっぱりグリリバは 自分の期待を裏切らない設定が待ち受けてました。 グリリバのキャラってどこか変態因子が見え隠れするキャラっぽい。 …一応褒めてます。ファンの方気を悪くしたらすみません。 初回限定版の特典「ろすちゃ」はみんな弾けていて良い感じでした。 いっそあっちを本編にしたら良かったのに、ってのは禁句。
ブランド:たまソフト
[2009.02.17] |