PC/百舌鳥ノ贄 感想

自分が18歳の誕生日に初めてしたことは
事前に購入したお気に入りの作家さんの18禁本をようやく読んだことです。
まさに解禁。18歳になるまで我慢した自分の律儀さに乾杯。

そんな自分が初めてプレイした18禁ゲームがこれ。
そこでジャンルが
陵辱ゲーっていうのはどうよ?

しかもインスト先が家族共有のPC。
普通に家族まったりの時間帯にプレイしていて
母親が衝撃を受けていたのは良い思い出の一つのはず。


陵辱ゲ=抜きゲとも言えるくらいエロに対しての姿勢は素晴らしいものですが、
この作品はエロだけでなくストーリー性も素晴らしく、
ただの陵辱ゲで済ますには惜しいゲーム。

時は大正。主人公の貴城さんが海外に留学していた間に
日本にいる家族は悪人集5人に騙され財産を失い死亡。
5人の身内に近づき手段を駆使して復讐します。
その中で妹の形見の人形を取り戻すというもう一つの目的もあり
5体の人形を取り戻すことで真のエンディングを拝むことが出来ます。

このゲーム。分岐が結構多くてその分豊富なエロを楽しむことが出来ますが
人形を取り返すルートを見つけるのがそれだけ至難になって
真のエンディングを見るのが難しくなっています。
けど分岐の多さがこのゲームの良いところで
ストーリーが楽しめるならかなりやり込みゲームとして楽しめるものかと。



ところでこのゲームのシナリオはなんと女性が書いているそうで。
確かに女性特有の人間関係の深さがあるんだけど
あらゆるエロ表現を女性が書いていたことに衝撃。
内容を考えると分からないでもないんだけど
固定概念がひっくり返ってびっくり。

絵も作風に合わせて描かれていて、後に発売された同作品の
「百舌鳥ノ贄 音声収録版+外伝」ではバージョン違いの設定が出来るので
こっちの方をプレイすることがオススメ。



ところで主人公・貴城さんですが、
復讐のためには女性の陵辱だけでなく
仇敵(おっさん)を陵辱することすら厭いません。
復讐ためとはいえおっさんに突っ込むとか、おまいすげーよ…(ノдT)
ブランド:あんく
[2004.04.10]