名作「百舌鳥ノ贄」の正当な続編。
前作の完成度の高さに比べたら少し物足りないですが 良作な部類だと思います。 続編が前作を滅多なことでは上回れないので これは結構頑張ったとも言えるんじゃないの? 時代は昭和終期。五百旗家に孤島へ招待された主人公と金髪美少女。 家庭教師にやってきたけど本音は復讐。そんな陵辱ゲー。 対象は五百旗の娘2人・息子1人・メイド1人・使用人の娘1人・当主の親父。 今回も復讐へ懸ける情熱は熱いです。 ただ前作と違って今回は主人公の正体が隠されているので ちと感情移入に欠ける設定となっております。 登場人物の感情の入り混じりの表現はやはり絶品です。 ちうか資産家一家のみなのに濃密さは素晴らしい。 全員腹に一物抱えた腹黒さを備えてるせいで 唯一人のいい性格の息子はおかげで陵辱の黒さに絡みきってませんが(^_^;) 息子の陵辱シーンも普通のBLにしか見えないし。 メインとなるセシルが初めから登場しているのに 真相ルート以外ではほとんど傍観者のような立場なので セシル目的だと歯噛みすることがしばしば。 それだけに期待が高まるものの やはりもう少しセシルのイベントが欲しかったかな。
ブランド:あんく
[2004.04.10] |