PC/世界ノ全テ 感想

兄上に薦められてプレイしてみたものの
とんだ欝ゲーでトラウマを覚えかけたゲーム。
兄上から送り込まれたアサシンかと思いました(^_^;)
面白いって言うだけで薦めおって、鬱が潜んでるって前置きしろよ。



内容は東京から幼少期に住んでいた関西に引っ越してきた主人公・浩が
幼少期に知った友人とバンドを始めることから
部活に恋愛に育んでいく青春アドベンチャー。

思春期特有の悩みや言動がまさに青春の名に相応しいもの
自分たちにもこの時代があったとはいえ、
思春期の子どもは言動が突発的で手におえません。

それに主人公の浩くんは転校早々周波数の合った気になる女の子がいます。
彼女の名前は智子。寡黙な女の子で彼女も思春期。
攻略対象は全部で4人。全員初めから主人公に好意的。
しかし智子以外のルートだと主人公の中で別格の感情があって
おかげで道中プレイヤーを憂鬱な気分に追い込みます。
しかしこの辺は序の口。
本当の欝はエンディングに襲ってきます。
どのキャラエンドであろうと何かを失うオチになっております。
すっきりハッピーエンドを期待していらっしゃる方には辛い所業。
ちうか鬱ゲは鬱ってパッケージに前書きしろよ○| ̄|_



鬱ゲですがシナリオは秀逸。
青春に相応しい青臭さで突っ走る表現が上手すぎます。
特に主人公に別格扱いの智子はシナリオも別格。
このゲームは智子のためにあるゲームと言って過言ではないはず。
鬱とバッドエンドに耐久のある方、いかがですか?
ブランド:たまソフト
[2004.04.10]