映画/ハウルの動く城 感想

実は制作発表前から原作を読書済みの自分。
作品中最強のソフィーにヘタレだめんず・ハウルは、
宮崎アニメによって足手まといヒロインと
かっこいい男・木村拓也ハウルに変更されてました。
映画単体として十分面白いものでしたが、
原作のだめんず・ハウルを楽しみに見に行った自分は
良い意味か悪い意味か図りかねる期待外れ感。
しかもほとんどのキャラ性格変わってるし_| ̄|○


発表されたときからずっと懸念だったキムタク声は以外にも合ってました。
他のドラマもあれくらい個性的に演じればいいのに。
あと三輪昭宏はキャスト紹介で3番目に来ていたけど
そんな重要なキャラじゃなかったところに権力臭がします。
ちうか気づけはキャストだけでなく、
スタッフほとんどが「千と千尋〜」と変わらないんですね。
宮崎さんも退陣する気ならもっと新人にも仕事振ったらいいのに。


原作では一切出てこないけど内容に深く関っていた戦争設定ですが、
世界情勢の影響モロに受けてるなって思いました。
兵役召集や、家・家族を無くす平民の
迷惑被る様子の描き方に心打たれました。
城には魔法の力で爆薬が来ないとか、
戦争を起こす統治者は立場の奴は勝つことのみ考えていたらいいとか、
改めて戦争のロクでもないと認識です。
けど『ダメ、戦争』的なメッセージって
一番見るべき戦争を起こす立場の奴が見てないから
未だに戦争が無くならないんだろうな。


戦艦の羽が巨神兵の腕だったり、
90歳老婆が「トトロ」のおばあちゃんだったり、
ハウルが乗ってきた飛行する乗り物が
「ラピュタ」の海賊が乗っていた戦闘機だったり、
なにかと宮崎アニメの大集合「ハウル」。
そういえば荒地の魔女が途中から
介護される老人になるあたりに世情を感じました。
あと触れるべきは戦争より恐怖の女・サリマン。
連れている小姓全員ハウルそっくり。
自分としてはハウルへ執着したサリマンさんの恐怖が見てみたかった。

あ、まっ裸ハウルは誰もが胸ときめかされてると思ったので
自分はあえて触れない。
[2005.01.22]