原作既読済みな一部を除き、鑑賞者の全体の割合的に「悪くないんじゃない?」「面白かった」などの意見が目立ち、そこそこの評価を受けている『劇場版 聖☆おにいさん』。
自分は絶対許さない 内容は春夏秋冬で時間が流れ、原作の1・2巻辺りをゆるく宗教ネタを抑えめにほのぼの系に仕上がってます。なので、何も考えずに期待せずに見ると1本の映画単体としては一応出来上がっているんです。原作を知らない人が時間潰しに鑑賞してそれなりに楽しめる程度に。 けど、これ漫画「聖☆おにいさん」の映画なんだよね。 原作の宗教ネタも海外の本職者の逆鱗に触れていないかファンは冷や冷やしているんですが、チキンった制作者は宗教ネタを控え目にして原作の魅力の一つを削り、映画公開時点で8巻まで刊行されているのに2冊分しか起用しない勿体なさ、人気キャラである大天使やブッダの弟子など魅力的なキャラは多数いるのにパンチとロンゲ以外ほぼ活躍しない。原作でも出番が少ない悪ガキが何故か大活躍。 そして意味不明に ゴリ押しされる 仮面ライダーフォーゼ。 一番悪質だったのはメインであるパンチとロンゲを差し置いてでも悪ガキとフォーゼのシーンを作り、無駄に時間を消費したこと。これやるなら大天使出してくれよ、顔見せくらい出来ただろ。自分、フォーゼ未鑑賞なので興味なかったんだけど…これのせいでフォーゼ嫌いになったよ。 確かに原作未読者にも鑑賞できる映画としては綺麗に仕上がってましたよ。けど作者が本筋の人に暗殺されるんじゃないか心配してしまうくらい面白い宗教ネタを描いているのに映画はそこに踏み込まず、リスクを負わず体よく“聖☆おにいさんっぽいもの”を作ってることに腹が立つ。 映像はそれなりに綺麗だけど、元の絵がギャグ漫画で優美な絵ってわけでもないので映画館で見る価値なし。自分は特典配布冊子が一番楽しめました。重ねてになりますが確かに全体のまとまりは良いです。…そういえば、パンチとロンゲもバカンスでのんびりまったり中だし、期待せずにのんびりまったり見るのが一番良い鑑賞スタイルじゃないかな。
[2013.05.23]
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